フォルセス公国戦記 ―黄金の剣姫と鋼の策士― (富士見ファンタジア文庫)/KADOKAWA/富士見書房
¥670Amazon.co.jp

【皇暦1501年10月、美貌と武勇で知られる公女エリザ・ファウネル率いるフォルセス公国は、絶望的な防戦の準備に追われていた。
領土への野心を隠さぬ教皇軍最高司令官チェザーレが、圧倒的な大軍を率いて突然の侵攻をはじめたからだ。
いかに奮戦しようと、多勢に無勢。
フォルセスは屈辱の降伏を強いられる。悲壮な覚悟を決めるエリザ。
だが、その横に従う彼女の幼馴染みの官吏リノ・バルダートは、ひとり静かに呟いた。
―さあ、ここからが俺の仕事だ、と。
弁舌と機略で、敗北をひっくり返せ!
俊英の策士が無双の剣姫を盤上で操り勝利へと導く、本格戦記ファンタジーが開幕!!】
(アマゾンから飲用)


……書類、いつ回収した?

■感想とかネタバレとか

策士の策ってときどき「それが策なの?」と思えるのはあれどまあまあまあ
いいよべつにリノ名前可愛いしエリザ第一だしで! エリザ第一な理由さっぱりわからんけど!
負けて借金して富国強兵に務めながら巻き込まれで戦して結局生き残ったから貧乏くじ引いた国の話。
最後のほうマジで貧乏くじすぎて笑える。
傭兵のおっさんどももう少し生き残ってほしかった。味方までとはいかなくとも暫定的同盟か後ろ盾がほしいところである。
一網打尽で毒の杯飲ませてさようなら。
それにしてもああいう甘言を信じるに至った理由はなんだろう。


女2人に男1人の組み合わせで好きなのってあんまねーんだけどこれはまあまあ
思えば「煉獄姫」のイオとアルトを好きな理由も、「星図詠のリーナ」のリーナとサラを好きな理由も、けっきょく姫と侍女が仲良いからに他ならない。
フォルセスでもドロテアとエリザは仲がよかったのでよかった。そしてたいてい、イオとフォグがよく言い合っていたように、サラとダールもいがみ合っている。
ドロテアとリノは(カラーイラストの紹介文ほど)仲悪くなかったし喧嘩もしてなかった。
ドロテアも含め「幼いころから一緒に暮らし、一緒に学んでいた」くらいなので、正直なぜあそこまで仲がいいのか。

軍師と外交はリノ担当なので技術師を呼びました。
ダヴィンチのところにいた女の子。
あんま人数増えなかったのもよかったかもー…あんまり初期人数より人数増えるの好きじゃない。
リノの「お父さん」が歴戦の人っぽいのだけど謎は謎のまま終わる(笑)
や、以下続刊なわけだけど、けっこう最初のほうで国王(=エリザ父)死んでるから、保護者ポジションいないと困る。ぜひ長生きしてほしい!
そーいや租税や戸籍の書類も隠したのいつ回収してるの? と思ってるんだけど、国王の崩御と国葬やってねーのでいつかそのうちやるのだろうか。それとも読み飛ばしてわたしのなかでなかったことになってるだけか?
あそこらへん、まさにバタバタしていたからなあ。

2巻も出てるみたいなので読みたいー読めるかなー
あらすじの
>俊英の策士が無双の剣姫を盤上で操り勝利へと導く
には ?

イラストレーターは Rivさん!