スマッシュエース! (メディアワークス文庫)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
¥637Amazon.co.jp

【わずかな油断や予想外のアクシデントなど、さまざまな理由で人は挫折を経験する。
そんなとき、誰しも「もうおしまいだ」と心が折れそうになるだろう。
けれど、どんなときにも必ず光明はある。希望を捨てなければ--。
本作の主人公は、いずれは日本を代表するバドミントン選手になると将来を嘱望された少年。
しかし彼は、ある事故によって致命的なケガを負ってしまう。
誰もが絶望する中、彼自身は諦めなかった。
少年は奇跡を追って、再び走り出す。もう一度、空高く翔ぶために。 】
(アマゾンから引用)


■感想とかネタバレとか

「よう、主人公」って感じの主人公だったので主人公だった。最初っから最後まで。
これから無双すんだろーな!! だったのでぜひ無双してほしい。
黒野翼が人間できてて勘はいいし察するのも早いので本当にさくさく進む
問題解決能力はええっつーか思考から決着までが短いっつーか。すげえなこいつ。

なので「スマッシュが打てない翼」と「スマッシュしか打てないチハヤ」でペア
最終的にはそんなこともなくなって、なくなったけどそれでもダブルスはダブルス


フルネームで出てきた人が対戦相手にもいるのでそっちの物語もあんのかな
秋元先輩は読んでみたいかも。逆に、星先輩はごめんである(笑)
男女問わず、哀しみや怒りを他人の前で憚ることなく露わにする人間は苦手だ。怖い。
灰谷と舞鶴はどっちでもいいや。白潟と諫早は……諫早、読んでみたいかもしれないけど、たぶんすっごい好きかすっごい嫌いかのどっちかだと思う
プレイスタイルがいやらしすぎるんだよ(ラインマンの感覚逆手にとったり、照明とシャトル合わせてきたり。それが技のひとつであっても!)

白潟さんは、途中まで、「バッテリー」の瑞垣さんかな? と思っていた
「絶対的エースに隠れたプレイヤー」
でも同じくバッテリーの野々村さん空気はなかったな
白潟さんは基本的には真面目なんだろーな、真面目に喪って、真面目に誘って、真面目に背負った。
最後は「面白い」で一致してくれたからすっごいうれしい!

いろんな理由つけて、いろんなしがらみ背負って、いろんな人とつながって、でも最後、残るのって〝それ〟だけだ、と思ってる
それだけでいいし、それだけがいい。ほかのすべてはそのあとについてくるものだ。
ストレートにスポーツで、ストレートに主人公。

三枚羽の話って、かもめのとき、あったっけなあ。
かもめでもちらほら強豪校や有名選手の話はあったような。
あれは体力ごっそり持ってかれるから読み返せないんだけどまた朽葉屋さん読めてうれしい