魔法医師(メディサン・ドゥ・マージ)の診療記録 (ガガガ文庫)/小学館
¥640Amazon.co.jp

【「吸血鬼、狼男、食人鬼などの化け物は存在しないんです!!」
それらは皆、魔術で癒せる“妖病”の罹患者だと魔法医師・クリミアは言う。
彼女は己のせいで“妖病”を患った幼なじみ・ヴィクターの治療法を求め、共に旅を続けていた。
その道中に訪れた街で二人は微かな手がかりを得る。
しかし、そこは吸血鬼たちが跋扈する、奇妙な街で…?
“妖病”を認めぬ教会と魔術医師の対立、異端尋問官との戦い。
そして、吸血鬼の治療。ここに“妖病”へと立ち向かう二人の診療記録が記され始めた。
魔法医学の最先端がいまここに!!】
(アマゾンから引用)

■ 感想とかネタバレとか

ざっくざっく人が死ぬ
「こいつ死にそうー」もあれば「こいつ殺すならあいつも殺すな」で、「こいつ絶対雑魚なのに生き残る配置にいる」を経て、「死亡率wwwww」で終わった最後。
びっくり にんげん はくらんかーい!

クリミアとヴィクターは「友達」で「幼馴染」
異端の嫌疑をかけられ次々と刺客(?)が来るぞ。
そして次々と打ち倒すぞ。なんで奴らは協力という言葉がないのだ。いや1+1が2とは限らんが! 個別撃破万歳。
この文体でなんであの主人公なの!? と思うんだけどだったらもっとハードボイルド的な方向の方が! 合ってる! 気がするんだよね!!
なんでクリミアのあの気性を主軸にしたのか謎。あとわたしはクリミアが好きになれないしヴィクターはなにがしたいかよく解らないし台詞と地の文乖離しすぎてて頭が混乱する
「龍盤七朝」は普段読まない雰囲気なので慣れるまでの時間はあるけど慣れりゃすらすらなのだけど右行ったり左行ったりは戸惑う
正しく「キャラ」なので立ってるとか立ってないとかの前に一本気なのだよ登場人物。
先が読み易いし把握しやすいのでいいんだけど「そこまで感」が半端ねえ

シャーマンキングのエックスロウズを思い出したのは自分だけではないはず!!
悪役が清々しく悪役。

イラストレーターはニリツさん!
ふとももにやられた