世界の終わりの終わり/佐藤 友哉
¥1,575Amazon.co.jp

【妹が死んでから、街を取り囲む線路から出られなくなった僕の蹉跌と再生の物語――三島賞を受賞した若き才能が、若者の葛藤と光を生々しく描く、小説家・佐藤友哉の原点がついに単行本化!】
(角川HPより)


■ 感想とか色々

私小説半々?
夢が叶ったあとの話
なのでこう抉るよねいろいろと

一瞬エッセイでも読んでるのかと思ってしまったよ(笑)
読み終わって、より一層 作者≠作品 が強まった、とだけは書いておく
あんまり… 他人の人生に介入する気はないし、どうだっていい、だってそれは「わたし」じゃないもの
想像力不足(笑) とか本当どうでもいいので。他人の痛みを我が物のようになんて感じませんよ、伝わった時点で歪んだものを「これがあなたの痛みでしょう?」のフィードバックなんて反吐が出る。伝わった時点で別物だろう、勿論伝わったものは当人のものなので自由にすればいいと思うし、わたしも自由にしてる。
「わたしだったかもしれない人間」と思ったことなんてない、思うだけでも失礼

復讐しようとする男の話
線路の内側から出られない北海道出身
脳内で作り上げた妹と影
花売りの娘と優しく生きようとした娘


>若者の葛藤と光を生々しく描く
が作中でどうなっているかは知りませんが、『あらすじで「若者の葛藤と光」を使用した作品』を10年ごとに区切って時代別ででもまとめてほしい(笑) 類型もありで。
妹の白いソックスだの赤い靴だの繰り返しが多かった
東京タワー好きだな!!!! と思ったり 前に読んだ「333のテッペン」も東京タワーだったので。
スカイツリーと東京タワーのどっちが好き? だったらシンボル的な意味では東京タワーだなーって感じ。どっちも行ったことないけど。


表紙写真:冨成鉄さん
表紙イラスト:椎名麻子さん
装丁:西村弘美さん