野性時代Vol37

白球の彼方/あさのあつこ


「バッテリー」の続編、瑞垣さん。

瑞垣俊二がフルネームで地文に出た時点でテンション上がりました。




瑞垣さーん*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

あーもーこの人はバッテリーの中で巧の次に好きです。
前書いたように、奥さんに「あたしこの人めっさ好きやんけど」つったら、
あんた黒い人よく好きになるねえと言われました。


今回は掌編。というか触り?
バッテリーその後。
高校進学直前か直後の瑞垣さんプラス唐木(元・チームメイト)と、
名前だけ登場門脇さん。

6巻の最後って結局あれ巧打たれたんですか?
しかもホームラン?
門脇さんの負けた宣言は、
そのあとでも巧が崩れなくてストライクとってたからだよね。

この門脇さんの幼馴染が瑞垣さん。
門脇さんのポジションを説明しますと、んー……
「野球の申し子でありながら努力を怠らず成績も上位で人を蔑まず見下さない実に天然でお人好しな人」です。
この傍にずっと居たのが瑞垣さん。
四番バッターの門脇さんの次の打順で打ち続けた幼馴染。
自分の大好きなことを越せない相手が、自分の大好きな人で、
しかもその人は幼馴染で憎たらしい性格(巧みたいの)でもなく、
真っ直ぐで計算を知らないような――人として最高の奴で。


16年間しか生きてない人生を、人は、特に大人は嗤うかもしれないけど、
瑞垣さんがどれだけの辛苦と努力を飲み込んできたのかと想うと。
門脇さんの傍を離れられず、野球を捨てる踏ん切りもつかず、
ずっとずっと天才の後ろで、その差を見せ付けられて――でも、やめられず。
大好きな野球を、こんなもの、と言い切ることで自分を納得させているようなのが、特に。



門脇さんは結局私立の有名校推薦を蹴って地元の三次募集に合格。
瑞垣さんは野球部のない有名進学校に進学。
でも親は瑞垣さん、チーム作りそうじゃない?と言いました。
作ったらあたし瑞垣さん捨てる、と素で返しちゃいました。


監督に向いてるんじゃない?の親の言葉には、頷きました。
会長ってよりも副会長。会計はちょっと違うかなー、と。
影の首領(〃∇〃) あとなんだっけ、後ろで手薬煉引いてる人?
今、手薬煉って漢字で出てびっくりした。

観察眼はあるし、余程のことがなければ冷静だし(本ではその余程のことが起こってるので所々激情家ですが)、作戦立案とか参謀役に向いてると想います。参謀役で真昼兄さん出てきたよ。


触り、と言ったのは、これから続編が出た場合の、伏線かな、と。
でも瑞垣さん達は高校行っちゃうし、
巧達はやっと中二で部活動これからだし、
海音寺先輩とか出ないよなー。
ぎりで野々村先輩と菊なんとかさん?


来年3月10日に映画公開ですが、
原作とは全く違う青春全開爽やか野球少年物語路線みたいなので、
なんだかなあと思います。巧がかっこよければそれでいいです。
繭ちゃんだか蛹ちゃんだかとの恋愛も気にしません。

それではお休みなさいませ、どうかよい夢を見られますように。
なんで野性時代の画像って出ないんでしょうと疑問に思いつつ。
宜しければまた明日お会いしましょう゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚