私は人生の中で、2回法人を立ち上げて、2回とも結局うまくいかず、会社員に戻ったり、フリーランスをやったり、紆余曲折を経て主人と共に自営業をして、3度目の法人でようやく何となくうまく行き始めて今に至っています。
その中で、どうにもならないくらいうまくいかない時っていう瞬間が何度かあり、投げ出したいけど投げ出し方がわからないと言う瞬間が何度かありました。
うまくいかなくなる時って、グラデーションのように徐々に徐々に「なんだか思っている方向と違う方向に進んでいるかもしれない」と感じながら毎日を過ごしていて、そしてある時突然「何もかもうまくいかない八方塞がりでもう全部投げ出して消えてしまいたい」と思う瞬間がやってきたりします。
私の場合は自分でも自分の気持ちをごまかしながら、「いきたい方向はこっちではないかも」という心にうっすらとよぎる疑念に目をつぶったまま日々を生きることに追われてしまうと、そういう状態になってしまっていました。
ただうまくいかないだけで済めばまだいいのですが、何とか自分自身がこれ以上無理をするのを止めようとして、鬱になってしまったり、病気になってしまったり、心と体のバランスを崩してしまったりと辛いことが連鎖的に起こってしまうことも十分起こり得るので、そうなってしまう前に自分の人生のために少しだけでも立ち止まった方が良いんだと思います。
結婚して子供がいると余計に日々の生活や子育てに追われて、「子供を育てなければいけない」「自分が何とか頑張らなければいけない」という責任感からがんじがらめになって身動きが取れなくなってしまうことって多々ありますよね。
そんな時、何となく耳障りのいいスピリチュアルやネットワークビジネス等に足を踏み入れて、気がつけばもっと深い沼にハマってなかなか抜け出せないみたいなことも結構なアルアルなことでしょう。
人生の中で起こることは、本当は良いも悪いもなくて、それはただ本当に起こっているだけで、自分自身の今いる状況によって良くもなったり、悪くもなったりするだけなのでしょうが、実際にそこまで達観していられる人は仙人くらいなので、目の前に起こる出来事に振り回されながら生きてしまうのが人間なんだろうなと思います。
辛くなったときに「辛い時は」「うまくいかない時は」etc.などでネットを検索したりすると、必ずスピ系の情報が出てきたりして、それはそれは結構な心地よいことを書いていてくれて何となく癒されてしまって、そこからスピリチュアルに傾倒してしまうなんてことも珍しくないのですが、そんな時はなんとかそっちに吹っ切れてしまう前に現実世界に一歩踏みとどまってもらいたいと思うのです。
スピリチュアルの世界って、本当に居心地がいいでしょうし、自分が深い気づきを経てこれからすんごくいい方向に行けそうな気がして、なんならカウンセラーとして私も活動を始めちゃいたいみたいな気持ちにすらさせてくれるのですが、そこまで行く前に、今置かれている環境をじっくりと観察してみることをお勧めします。戻れなくなってしまってからじゃあ遅いことおあるから(そう言う人を何人も見てきました)。
職場に問題があるのであれば、転職する方法だってあるし、夫婦関係や恋愛関係に問題があるのであれば、少しの間距離を置いて冷静に考えてみることだってできるし、友人関係が問題なら単純に離れれば良いし、お金、借金でどうにもならなくなっているのであれば、国や地方自治体に相談することができるし、切羽詰まった状態であればあるほど一度、立ち止まって本当にゆっくり自分を労って今の状況を第三者的視点で見てあげることをお勧めします。
一度「本当に自分が何を望んでいてどこに行こうとしていたのか。でも実際はどこにいってしまっていたのか」と冷静に分析できるまで、おやすみしていいと思います。
仕事を休んだら給料が減る、子供の面倒をみる人がいない、支払いができない、お金がない、これらの問題は、今の豊かな日本に生きていればどうやったって何とかできますので、「休みたい」と口に出して誰かに伝えてみると案外物事が前進することもあるんじゃないかなと思います。
「うまくいかない時は内側に向かう時」と三輪さんがいっていたのですが、内側に向かうと言うのはスピリチャルワールドに逃げ込むということではなく、現実的に自分が本来望む人生設計を見つめ直し、自然や動物、子供やパートナーとの愛情に触れながら元気が戻ってくるまで無理をせず、コツコツと毎日を丁寧に生きるということに近いんじゃあないかなと思います。
人生は長いので、道筋を見失うことも多いのですが、人は必ず幸せになるように生きられるはずだと私は信じているので、うまくいかなくても自分の人生を諦めず少しだけ休んでまた自分で手綱を握って歩き出していきたいなと思う今日この頃であります。
終わり