私が忘れていた大切なこと・・・
それを見透かしたように電話がかかってきました。
着信。
見知らぬ番号なので無視していたのですが、なかなか電話は切れません。
「もしもし」
「くれはさんの携帯よね」
「ミカコさん・・・」
「彼と連絡が取れないの。・・・もしかしてあなたと一緒にいるの?」
「さっきまで一緒にいました」
「あなたこの前の話、わかってないの?」
先生の将来に、ミカコさんが必要だということ。
「研究のためにミカコさんが必要だと言うことはわかりました。でも・・・先生を好きだという気持ちは止められないんです。」
「あなたは自分のことしか考えてない!彼の将来を考えていないのよ。そんなの愛じゃないわよ!!」
言葉を返せません。
「昨日は私とイギリスの打ち合わせの予定だったのよ。」
2週間後に行く、と先生は言ってた出張の件だ。
「あなたは私を彼のビジネスパートナーにしかすぎないと思ってるようだけど。
私は彼の全てを知ってるの。仕事面だけじゃない。彼の体のこともすべて。体って・・・健康面じゃないわよ」
「先生とミカコさんが過去に付き合っていたことは知っています。それは受け入れていますから・・・」
そういうと、ミカコさんはふふっと笑った。
「一緒にいつもいて・・・長期出張も一緒に行って・・・何もないわけないじゃない。子どもじゃないんだから。」
あなたは子どもねって言われたような気がした。
「それとも・・・愛のないセックスはセックスのうちに入らないとでも言うの?」
この台詞・・・どこかで聞いた。
”心のこもってないキスは キスには入らない”
先生が言った台詞だった。
私の中で何かが崩れていく音がしました・・・・・・。
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いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします