
いかにも神戸の観光地らしい、にぎやかでお洒落な場所に、インディアンジュエリーのお店を見つけた。
元々はジーンズを扱う会社だったそう。
インディアンジュエリーとの出会いは、20年ほど前に社長がアメリカにジーンズの買いつけに行った際、お財布を拾ったところから始まったのだと店長さんが教えてくれた。
アメリカのみならず海外では落とした物が手元に返ることはまずない。
財布を届けたところ、持ち主のインディアンの女性はいたく感動した。
その女性がとても素晴らしい手作りのアクセサリーを身につけており、通常は自分たちの為にしかジュエリーを作っていないのだけれど、特別な信頼関係があったことからインディアンジュエリーを扱うようになったそうだ。
そこから広がったルートなので、このお店としか取引をしない作家ともご縁が繋がっている。
商品の多くは、昨今のインディアンジュエリーブームの流れにも乗ることはせず、大量生産はしないポリシー。
一つ一つ祈りを込められた神聖な物であることを重視し、ネットショップでは販売はしておらず、基本的に取り置きもしない。

インディアンジュエリーには日本人バイヤー向けのルートがあるけれど、それでも偽物が渡ることは実は多いそうで、このお店のバイヤーは作家の自宅に泊まりこみ、必ず本人から手渡しで受け取る。
作家の中には標高の高い山から一度も降りたことがない人もいて、下山は命に関わるので、山に登り買いつけて来ることもあるらしい。
しかし、命がけとも言えるような買いつけに見合うお値段もなかなかのもので、欲しいものは手が届かなかった。
下の階には系列店のメキシコ料理のお店があったので、入ってみた。

上のショップから来たことを知ってか、店内にあるインディアンとジュエリーの本をそっと置いていってくれた。

料理にはネイティブインディアンの居留地から直接仕入れた食材が使われていて
ここでしか飲むことの出来ない、インディアンブレンドのハーブティーもある。
(両店とも掲載の許可は頂けた。)
アメリカ南西部の長い旅を終えた気分になれた。