まとめ(みちるん) | 9条ピースウォーク・リポーター・リレー

まとめ(みちるん)

 みちるさんの感想。

 2月24日に広島ではじまったピースウォークが、5月5日東京で幕を閉じた。
長かったようで、短かった2ヶ月半。いろんなことがあったなぁ。

様々な新しい経験をし、新しい考えに触れた。このウォークで人生が変わったといっても過言でわない。
通訳したり、ファウンデーション・ムーブメントのマネージャーをしたり、
ラジオに出たり、新聞にインタビューが掲載されたり(5月3日の朝日新聞全国版30面)。
今までの人生で経験したことのないことを、このウォークの2ヶ月間で経験してしまった。

一緒にウォークしたアメリカ人からアメリカのいろんなことを教えてもらった。

アメリカの反戦デモには何万人もの人が参加していること、
イラク戦争に行ったアメリカ兵の多くは貧しさのために軍隊に入隊すること、
アメリカ兵全員に防弾チョッキが支給されずにくじ引きで支給されること、
高校には軍隊がスカウトにやってくること、
イラク戦争から帰った兵士は不眠や自殺願望に苦しめられて毎日17人が自殺していること、
アメリカのホームレスの三分の一が帰還兵であること、
アメリカの貧しい地区の公立学校では教科書も買えない子供がたくさんいること、
ボストンの街では四日に一人は殺されていること、
アメリカの多くの若者は将来に絶望し学校をやめて犯罪に走っていること。。。

アメリカの話を聞いて、「私は日本に生まれてよかった」と心から思う。
お父さん、お母さん、私を日本で産んでくれてありがとう。

でも、日本は平和で幸せな国なのかな?

戦争放棄を掲げる憲法九条は政治家の力で変えられそうになってるし、
自衛隊はイラクに派遣されてアメリカを支援してるし、アメリカ軍や自衛隊の基地は日本全国にあるし、
私たちが銀行に預金したお金でアメリカの国債が買われてアメリカの軍事費を支えているし、
自殺者は年間三万人以上だし、
青森の六ヶ所村にある核燃料再処理施設では原発の300倍の放射性物質が海と空に放出されて
ガン患者が増えると言われるし。。。

絶望してしまいそうな現実。でも、ピースウォークを通じてたくさんの希望をもらった♪

赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い年齢層で、
日本、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、台湾、韓国など様々な国籍の人々が集まった。
ピースウォークの参加者は、広島から幕張までの間で一日のみ歩いた人を含めて、のべ7000人。
沿道から手を振ってくれたり、たくさんの励ましの言葉をもらった。

こんなにたくさんの人が平和でありたいと願っているんだ♪

一人の力は微力であっても、決して無力ではないんだよ。
だから自分でやれることを楽しくやっていけばいいんだよ。自分が平和で楽しく生きていれば、
その想いは周りの人に自然と伝わってゆく。一人一人の力は小さいかもしれないけど、
みんなが一緒になったら大きな力になるよ。だからみんな繋がっていこうよ。

このウォークで知り合った一人一人の人に、「ありがとう」と言いたい。
あなたに出会えてよかった。このウォークの終わりは、新しい始まりでもある。
これからも私は、私なりに楽しみながら生活していきます。これからも繋がっていきましょう。

 みちるん音譜