京都市編 3.24 その② | 9条ピースウォーク・リポーター・リレー

京都市編 3.24 その②

[論楽社の論座について]


今日のピースウォークが解散になったあと、
岩倉にて虫賀宗博さんが主催する論楽社で鶴見俊輔さんの講演をきく機会をいただきました。

鶴見さんは幼少の頃の経験からアメリカ留学、
海軍志願をへて9条の会の発起人になるまでを語って下いました。


お話のなかで鶴見さんは、
「9条は守るべきだ」という意見は正しいかもしれない
が軽々しく言えるものではない、とおっしゃいました。

これは戦争という名を借りて人を殺さなければならなかった権力を行使する側の気持ちがわかるか、
戦争中一兵隊の立場であっても同じことが言えたのか、
そしてなにより9条の問題は哲学の観点から様々な紆余曲折を考えぬいて
答えを出すべきであるというところに繋がっていきました。


鶴見さんは今の政治家には哲学がない、
今の大学では本物の教育ができていないとも主張されました。
競争や権力ばかりに目を取られているという事でした。

鶴見さんのお話を聞いて、9条を守りたいという姿勢に変化はないものの
9条の問題、さらには法律について考える再に深みを与えていただいた気がしています。


服部修治