倉敷～岡山編 3.5

また、僕、洋平です。

今日は、倉敷で地元の九条の会の方々もたくさん加わって、岡山までの17Kmを歩いた。

歩いているあいだ中
「なむみょうほうれんげきょう」
ピースウォークの主催者加藤上人らは祈りを込めて唱え続けている。

ある言葉が頭をめぐる

「僕は人殺しだ。」

いっしょに歩いている仲間アレン。
笑顔がチャーミングな、とても優しい目をした男性だ。
彼は自分の戦争体験をはなすとき、うつむいて、自分の傷をたしかめるよう僕らに話しをしてくれる。

戦争は終わっても、彼のなかでの戦争は終わっていない。


「なむみょうほうれんげきょう」

内なる平和と外なる平和は同じものだ。
という意味もあるらしい。
この言葉が真実ならば、いくら世界が平和になったとしても、彼の心が傷つき、意識が罪にさいなまれているならば、彼はその平和を享受することはできないだろう。
それはとても悲しいこと。

だから僕は、アレンと笑いあいながら歩いて行こうと想う。彼の傷が癒えるのを願いながら。

これもきっと、平和への祈りの一つのかたちだと想う。

犬も歩けば棒にあたる

たまには、僕だっていいこともいう。
だって、これだけ歩いたんだ。（笑）

ありがとう。