今日は午後からの手合わせの前に、ちょっぴり時間が
明日は、公演で「手水の縁」。ということで
ゆかりの地へGo!
平敷屋タキノーへ足をのばしました。
うるま市の勝連平敷屋というところの南端にある
標高約70mの小さな丘陵です。この丘の麓に沿って池があるそうです。
(残念ながら今回は行かず…)
琉球王府時代に和文学者として知られる平敷屋朝敏は、
平敷屋の脇地頭を務めたときに、水不足に苦しむ農民のために、
ため池を掘りました。
その際に掘り出された土を盛って築かれた丘だと伝えられているそうです。
その山(小丘)をタキノーと呼んでいます。
頂上部に赤瓦葺きの平屋があり、その東側下方に朝敏歌碑が建てられ、
公園として整備され、頂上近くには平敷屋朝敏の歌碑と碑文があります。
1986年歌碑と碑文がたてられたそうです。
歌碑
哀そのはた打ちかへすせなかより
ながるるあせや瀧つしらなみ
平敷屋タキノーは、勝連指定の文化財第一号だそうです。
勝連半島を取り巻く大平洋のみはらせるすばらしい景色です。
ホワイトビーチの軍港が見えます。
昭和20年より、米軍の軍港として使用されているそうです。
違った気持ちで見ることができそうです。
そして、私の独唱もうまくいきますように
素晴らしい和文学者、平敷屋朝敏。
素晴らしい能力の持ち主。
文学の力、土木の能力、色々な知識に
あふれた人物。農民の苦労、水不足に困る
市井の人を救う為に、池を作ったということは、
今回初めて知りました。
平敷屋朝敏の能力の高さに驚き、そして人々への
優しい心。
なぜこのような才能あふれる人が、最後に辛い
思いをしたのか…。
これを機に、平敷屋朝敏 ならびに
組踊「手水の縁」。もっと深く研究したいと
思います