一昨日の内房線。

強風のためダイヤは乱れていた。
内房線・上総湊駅での事である。

2番線には、上り各駅停車千葉行きの電車が停車している。この電車は、同じく上り東京行き・特急さざなみが1番線を通過するのを待っていた。

下り館山行きの電車は、1番線の特急さざなみと2番線の各駅停車千葉行きが、上総湊駅を出発した後に入ってくる予定。。

ホームには下り電車の到着を待つ人たち…

下り電車の時間が未定のため、下り電車を待つ人の中には、2番線に停車中の各駅停車の中で待つ人たちもいる。折からの冷たい風に妙案でもある。

しばらくすると、1番線に特急さざなみが到着した。
『プシュー』特急さざなみのドアが虚しい往復運動をし、東京に向かって出発した。

程なく、2番線の各駅停車のドアも『プシュー』と閉まり始めた。

と同時に…
『ガッガン…プシュー』一度、閉まりかけたドアが開いた。
何事かと様子を伺うと、閉まりかけたドアに、誰かがカバンを投げ入れたらしい。投げ入れたのは、どうやら、おじさんみたいだ。

そのおじさん。カバンもさることながら、必死になって『こっちに来い、こっちに来い』と車内に向かって手を振っている…。

んんっ…もしや…
車内に目を向けると、友達であろうか、別のおじさんが慌てた様子で起き上がり、ドアに向かって走ろうとしている。

一旦は開きかけたドア…
無情にも半分も開くとすぐに閉まりだした。
『あ~ぁ、あ~ぁ』カバンを投げ入れたおじさんは、車内に閉じ込められそうになっている友達に目をやり声をかけているものの、ドアに挟み込まれている自分のカバンを取り出そうと必死である。。

『んーっ、んーっ』どうやらおじさんは、挟み込まれたカバンの救出に成功したみたいだ。

しかし、そのカバンの向こうには、ドアに閉ざされて声にならない声を上げている連れのおじさんの手が虚しくも宙を掴んでいた。

『ぷぁ~ん』乾いた汽笛が鳴り響き、千葉行きの電車は上総湊駅を発車した。。

目の前でやってました。連れの人の手前、笑うに笑えず、下を向いてました(^^)
こんな事があるんだなぁ~と関心した出来事でした。