EUROもトーナメント1回戦を終わって、いよいよ次は準々決勝だ。

ABEMAのお陰で今回は無料で見られている。

今回の大会を見て来た範囲で、この先の展開を予想しよう。

 

まず、開催国のドイツだが、大会前までの成績が良くなかったのを

劇的?に改善させた?のがトニー・クロースだ。

(トニーと言えば小生の年代では「谷」だが、、)

ドイツのプレーはガチガチのファイブバック攻略もかなり出来ているが、

これまでの相手は決して強いとは言えなかった。

せいぜいスイスと引き分けた以外はほぼ圧勝と言える。

本気?でやったデンマークとのトーナメント1回戦は実力が出た。

 

これに対して次の対戦国はスペインだ。

スペインはグループリーグを3連勝、トーナメントも楽勝だった。

これまでの4ゲームを全て勝っているのはスペインだけだ。

小生の優勝予想の最有力候補となっている。

これまでのスペインのポゼッションで相手を押し込むが、

崩せないパターンではなく、黒人のスピードのある選手が生きている。

 

 

もう1つの優勝候補はフランスなのだが、これまでイマイチ調子が出ない。

D組を2位通過となったのは勝ち切れないからだ。

得点を決める、惜しいチャンスが少ない。

エムバペのスーパープレーが殆ど出ないなど点を取るのに苦労している。

過去のグリーズマンからジルーの得点パターンにエムバペが絡む様な躍動感が無い。

デンベレの調子も良く無い。

ベルギー戦は実力差で勝ったが、ベルギーの弱さの方が目立った。

 

そのフランスの相手はポルトガルだ。

ロベルト・マルティネスはもっと賢い監督だと思っていたが、

あいも変わらずクリスチアーノ・ロナウドを使っている。

ペペも出ているのには人材不足よりもマンネリ感が強い。

ポルトガル人のプレースタイルも嫌いなので消えて頂いて結構だ。

 

 

これまでのゲーム内容が悪いと監督が批判されているのがイングランドだ。

確かに展開が悪い。ボールも動く速度が遅いし、意図を持った連携が見えない。

個人の能力でやろうとしている様に見える。

プレミアは最高のリーグで、個人能力は高いとしてもサッカーはチームスポーツだ。

サウスゲート監督になって長いが、そろそろ限界?

 

対戦相手はスイスだ。

A組をドイツに次いで2位通過だが、勝ったのはハンガリーだけで、

スコットランド、ドイツと引き分けている。

他の国が弱かったから進出と言える。

トーナメントに入って、相手はイタリアで、この時の内容は良かった。

従来、ジャカとか、シャキリのプレースタイルが好きではなかった。

スイスという同盟を持たずに単独で防衛する国民は闘争的?

激しいプレーも厭わず、結果に執着する印象だった。

イタリアの没落を明確にしたのだから、今回はそれなりに強いと思われる。

波乱があるとすればこの対戦か?

 

 

4つ目のゲームはオランダとトルコだ。

オランダはD組を3位通過、大会方式に救われた。

オーストリアに負けたのは予想外だった。

内容的には負けてはいけないゲームだった。

結局1勝1敗1分でトーナメント はE組1位のルーマニアだった。

E組は全てのチーム1勝1敗1分で、得失点差でルーマニアが1位に立った。

実力的に地獄のD組に対して、E組は本命のベルギーが審判or VARに嫌われた。

オーストリアに負けたのは誤算だったが、トーナメントに入ってのオランダは

ルーマニアに圧勝、実力を発揮した。

内容的にベルギーよりも強いと感じた。

やはりガクポの存在は大きい。

フォワードに小柄なスピード系の選手を使っている。

 

トルコはF組を2位通過、勝ち点6で、ポルトガルに負けた以外は勝った。

トーナメント1回戦はD組1位のオーストリアに勝った。

体をぶつける肉弾戦サッカーだが、頑張る精神力は強い。

監督は中田英寿のローマ時代の同僚だったモンテッラで、彼のプレースタイルや

勝負強さがここ迄の進出となってる様に思える。

イタリア代表はスパレッティを首にして、モンテッラを起用したらどうなるか?

見てみたい気がする。

 

 

明日の深夜から始まる準々決勝段階での勝者予想は

次の準決勝の対戦チームで予言するとスペインvsフランス、

イングランドvsオランダになると思っている。