御用放送が高齢者の住宅問題を取り上げた。
専ら、賃貸の住宅を借りられない、拒否される話だった。
小生も高齢者だが、持ち家だ。
一般的に高齢者というのは年金で生活している筈で、
自己資産を持っている人もいるだろうが、年金が多額な人も少ないと思う。
はっきり言えば、高齢者になった段階で、
賃貸住宅の家賃を年金から支払うのは辛いのだ。
家賃が払える?払うつもりで借りる?払えなくても何処かに住まわねばならぬ?
連帯保証人が居ないとか、死後の所有物の処分など
貸す側も困る事が多いから、極力高齢者は避けたいと考えるのは当然だ。
だが、高齢者が住む家を持てないとなると困るのだ。
一方、高齢者で生活保護を受ける人も次第に増えていると思う。
生活保護の場合は住宅費は生活費とは別に出るから、
年金だけでその中から家賃を払う人よりも楽かも知れない。
だが、この生活保護者の住宅費は支出する側からすると
かなり巨大になりつつあるのではないかと考えている。
生活保護費だけになれば、支出は一人当たりで25%から30%程減らせるのではないか?
高齢者の生活は身寄りが無いとか、支援者も友人も居ないから、
賃貸住宅が借りられないのだろう。
高齢者は大都市に住むのを諦めて、地方へ引越したらどうか?
その方が、運動もやり易い。
そして、共同生活をしてもらうのが良いと思うのだ。
勿論、個人としてのプライバシーを確保した上で、
高齢者住宅の様なものに入ってもらうのが正解だと思うのだ。
その中で気の合う友人が出来るかも知れない。
病気同盟、運動する会などの活動も可能だろう。
地方の空き家に四人とかで住むとすれば、其処に通うヘルパーで
数人をカバー出来れば効率も上がると思う。
これを自治体が促進して、受け入れる体勢作りをすれば良いのでは?
数人、あるいは数十人、百人以上でも受け入れる大きさでも
単身者が個人として、他者との人間関係を作らなくても生活可能であれば
故郷とか、生活基盤とか、慣れた・知った土地でなければダメだと考えない事だ、
民間の賃貸という大家や管理会社の貸す住宅には高齢者は負担が多過ぎると思うのだ。