ガザからイスラエル軍が撤退したと聞く。

これで平和が訪れる?とか停戦になると期待しないでもない。

アメリカの圧力が利いた?妬み屋負がビビった?

長期的対米関係を壊しかねないと思ったとしても不思議ではあるまい。

だが、それ程物事が簡単に進むとは考え難い。

突如として、戦争が再開される可能性は充分にある。

焦点は人質の解放だろう。

これを実現出来なければ確実に戦闘再開となる筈だ。

 

次に韓国について書きたい。

あまり関心が無いのだが、議会選挙で多数派の野党が弱くなるか?or強くなるか?

現在の状況で、どうも更に野党が強くなりそうだ。

この議会野党が多数という実態は現状と変わらないのだが、

尹錫悦大統領の政治力が低下する事は否めまい。

大統領選挙で民主派?が負けたのは候補が悪かったと思うのだが、

議会選挙というのは国民の多数の考えが結果として出ると考える。

それは多数の候補者で多数の選挙区での結果だからだ。

即ち、韓国民の多数派は民主派で、野党勢力の思考に近いという事になる。

 

仮にそうであるならば、この間の日本と売電アメリカの進めて来た対韓外交は

何だったのか?とならざるを得ない。

ほぼ瓦解に近い、あるいは砂上の楼閣という事だ。

直ちに尹錫悦政権が無くなる訳では無いが、東アジア、台湾情勢を含めて、

積み上げて来たものが、フィリピンなどとの構築もかなりの影響を受けるのだ。

初めから危うい構築であると思わなければ間抜けなのだが、

この韓国の実態を見誤った、あるいは期待で、関係を作れば何とかなる?と

観測していたとすれば、それは失敗に終わった事になるだろう。

小生の認識では離党した若者が期待していた与党の前の代表を排除した段階で

この政権はダメだと見た。

与党内の対立を飲み込んで大きく政治をするつもりが無かったのだ。

 

不安定な政権と連携する日本の軍事はフィリピンとの連携でも危うい。

フィリピンという国と軍事的提携をするなどまともな人間の考える事ではない。

彼らに何かを期待するなど最も危険な選択であって、足を引っ張られる事はあっても

役立つことなどある筈もない。

東南アジアでも日本よりも中国の影響力が拡大している。

これは中国企業が自国よりも東南アジアに活路を見出そうとする動きと関係する。

日本企業の影響力の低下は日本外交の影響力が落ちるという事だ。

 

東南アジア、ベトナムはまだマシだが、インドネシア、マレーシア、タイなどが

これまで以上に中国に傾斜する以上、根本的に対策を見直すべきなのだ。

カラキシだが海外で評価が高い、とか聞くが、単なる単純なG7追従に過ぎない。

この様な思考力の低下は日本を危機に陥れる。

 

台湾地震で日本からの支援に感謝して頂いたが、台湾の民進党からすれば

近くの味方となってくれるのは日本だけなのだ。

日本との関係をよくしておかねばならないのは絶対条件だと

日本人は知らねばならない。

彼らの本心、感謝や友情を過剰評価してはなるまい。

民進党以外の発言や行動こそが歴史的経緯を含めた対日感覚だと思った方が良い。

 

外交とは他国に依存して失敗する例は歴史に多く存在するのだ。

自国の利益を見た場合、各国は独自の判断をするのだ。

他国を利用したり、期待して外交を考えるなど子供論理だという事だ。