難民は兎も角、移民なる国外脱出の自由が多過ぎる。

ウクライナから出るのはまだ容認出来るが、ロシアから逃げ出す人などは

ロシアという国を捨てたのか?

短期の移住で、プーチンが気に入らない?逃げた?

 

今日の日経系で、北キプロスへの移住者が多数あると報じた。

かなりの豪邸?プール付きが3800万円だと、かなり安いと感じた。

金持ちなら、まったく気にせずに買えるだろう。

この様な外国への移住というものが、実に簡単に行われているのが現代だ。

こんな事が膨大に行われる事が良い事なのか?

 

日本へも大量の中国人が少々のマネーで経営をするとかで入っている。

カネさえ払えば幾らでも受け入れるのだから、簡単だ。

その様に移民してしまうのだが、その移住先の国に対しての愛国心や

忠誠心などはカケラもあるまい。

 

戦前は日本人が大量に中国に行って活動していた。

大陸中国には租界なる外国人居留地が出来上がり、

その様な日本人などの外国人を守る名義で、軍隊までもが活動した。

ロシア人がウクライナ東部に居て、その人達を守るというのがプウチンの侵攻理由だ。

バルト三国には大量のロシア語話者が居るという。

そうなると、幾らでもその人達が弾圧・抑圧されていると言って、侵攻しかねない。

ロシア語禁止となればそれだけで抑圧となる。

中国が日本を攻撃する理由にしないと言えるのか?

 

植民とは民を植える事である。

植民地とは現地に自国民を住まわせる事なのだ。

北海道の屯田兵も同じ意味を持つ。

今の国境という線引きはあまりに簡単に越えられる。

旅行にしろ、住宅を買うなども国籍も何も無い、ただカネさえ払えば良いのだ。

国を捨て、自分の生活を確保すればそれでOKという感覚だ。

移動が簡単、家を買うのも、起業するのも簡単、カネさえ払えばOK。

 

何か、間違っていないか?

こんな考え方は古いだけ?

富の偏在、大量のマネーという世界ではこんな事が普通になった。

土地を奪うのも簡単、イスラエルはパレスチナ西岸に植民して土地を奪っている。

元から居る人達は値上がりで住めなくなるとか、

追い出されるなどで排除されるのだ。

 

基本的にロシアを逃げ出した人達は国や故郷を失った喪失感を持たないのか?

小生などは東京から出る前から、世田谷から他市へ移住した段階で

根の土地、故郷を喪失したと思った。

それでも東京的な思考や価値観などは変わらなかったが、

転勤で東京を離れて、まったく違った文化圏に入った違和感は強烈だった。

それは現地に馴染めないのと同時に東京的価値観の狭さを感じる事でもあった。

更に転勤を続けて、各地の文化・言語・風習などに触れて、

逆に異邦人として、そして根無草としての自己となった。

 

この様な体験で異国や地方ごとの世界を広く知る事は有益であると思うが、

今の移民たちがその様な現地との関係性や貢献をするのか?

土地・風土に人間存在とは断ち切れたもので良いのか?

過剰に入ってくる移民を拒否するのは当然だろう。

これは文化の問題であり、社会の存立の問題なのだ。

 

経済・マネーというものが大きくなり過ぎて、環境を壊し、

人間という生物の我儘が過剰になり過ぎていると思うのだ。