中国経済の不振が世間様にも浸透した様だが、

これで台湾侵攻が無くなったという言説はどうだろうか?

小生はより高まったと見ている。

これまでの中国共産党の支配の根拠は経済だった。

それが立ち直れないと判断したと近平は判断していると思われる。

それはいつまで経っても対策となり得る具体的施策を行わず、

逆に支配を安定化する為の措置を強めているからだ。

その結果外資という有力な経済的パワーを削ぎ続けている。

 

石平氏のYouTubeでは金門島を巡る応酬?を取り上げていた。

近平にとって金門島を取れば大殊勲、功績・業績となると言っていた。

しかしその程度では習近平支配を中国国民に納得させる事は出来まい。

経済の悪化という問題は大問題で、この不振は恐慌だと知れば

近平・共産党の支配を許すとは思えないのだ。

である以上、台湾を取る、それは最新鋭半導体を入手する事も同時に実現するのだ。

 

さて、此処からが今日の本題だ。

小生は台湾侵攻の可能性は極めて高いと見ていると従来から書いて来た。

それは近平の任期というタイマーが動いている範囲で起こる。

だが、世間では冷静な識者ほど台湾侵攻は無いと言っている。

軍事力で対抗しようとする勢力、歴史的に台湾側の安倍派なども

侵攻は無いと考えている節がある。

それは上陸作戦で台北へ向かって軍が侵攻する想定だ。

 

小生は台湾を取るというのはさほどに難しく無いのでは?と考えている。

それは上陸戦も、台北政権の軍事的抵抗も必要無いからだ。

封鎖、海上と制空を完全に停止してしまえば、台湾は何もしなくても降伏するだろう。

補給路を断つ、エネルギーも原材料も入らないとなれば

台湾は島国だけにどうする事も出来ない。

 

この封鎖という手段で降伏をさせるとすれば、

それに対して台湾軍が対抗する可能性はある。

しかし、海上戦力、制空能力のいずれも圧倒的に大陸側が優勢だ。

これを打ち破るには米軍・日本軍の参戦が必要になるだろう。

その判断・決断をアメリカの政権がするか?

日本は主体的には行わないだろう。アメリカの判断に従属するだけだ。

それは日本にある、沖縄を含めた米軍基地を使う事を意味する。

制空権、海上交通が封鎖されれば民間の交通・物流も途絶える。

仮定されるのは戦闘開始までに時間の余裕がある事で、

民間人や他国民などの避難を認める可能性があるから、国際的避難を減らせると

考えると思われる。

 

小生の読みではアメリカ、特にトランプリン政権が戦争を選択する事は

まず無いという事だ。

であれば、台湾本土での戦争は少ない。

海と空での戦いは比較的短期で終わると思う。

であるなら、習近平が台湾を取りに行動を起こさないと言えるのか?

比較的容易に台湾を降伏させ、その上で上陸、支配を確率する事が可能だ。

上陸作戦で、国力の全てを掛けて戦争をするなど必要無いのだ。

 

この様に島国というのは簡単に押さえられる。

それは日本にも共通だと思わねばならない。