過去40年間に渡り、トランプが築いた不動産王国は、モスクワからのブラックマネーの洗濯場としての役割を果たしてきた。

旧ソ連の資金が分譲マンションや邸宅に流れ込んでいただけでなく、トランプがアイオワやニューハンプシャーで選挙活動をやっていたときですら、側近たちは念願のモスクワでのタワー建設に向けて、認可と資金援助を得るためにロシア政府と交渉していたのである。

ロイター通信の調査で、ロシア国籍のパスポートを所持する、あるいはロシア国内に住所を持つ、合計63人の人物が、フロリダにある7つのトランプブランドのビルから、これまでに9840万/$相当の物件を購入していることがあきらかになった。