※個人的妄想。苦手な方はご遠慮ください。
こんにちは
ええ、そうですね、
このコーヒー屋さんのカウンターで
人間に話しかけられたのは初めてかも。
何かいいことがあったように見えますか?
ふふ、
変な話なんですけれど
聞いてもらえます?
あはは、ヤバい奴ではないはずですが
軽く聞き流してもらって。
このカウンターで以前
コーヒーを飲みながら
妖精に話しかけたことがあるんです。
変でしょう?
妖精の名前はサトシ、
少しだけミルクを入れたコーヒーみたいな
肌色をして
Tシャツにデニム、ギョサンの
ラフな格好をして。
ホットコーヒーをブラックで
美味しそうに飲んでいたんです。
私ねぇ 当時ものすごくネガってて・・・
たぶんだからこそサトシ君に会えたんだけど
今の私は幸せなんだって
サトシ君に伝えたくて来たんですけど
今日は会えそうにないですね。
ネガってた話?
恥ずかしい話なんです、
前の夫となんかこうズレみたいのができて
私の中の劣等感が大きく膨らんでいって。
いい夫だったんです、
掃除洗濯上手だし
育児も積極的だし
私の仕事への理解もあって
稼ぎもよくて(笑)。
いや、ハラスメントとかでもなくて、
ただ、合理的過ぎるところがあって。
話し合いって言ってもいつも向こうは
結論がはじめからあって、
落とし所を探ってくれるんだけど
なんか論破されてる感が強くて。
前の夫のことを考えるとネガっちゃうの、
再婚しても続いたんです。
向こうも再婚してるんですけど、
私のことは『嫁』って言っていたのに
今の人のことは『パートナー』って言っているの。
そういう些細なことが
私の中の劣等感を刺激してくるんです。
『嫁』って呼ばせちゃう要素が
私にあるんだろうな、とかって。
でもね、
以前この前を通った時に、
ほら、ここってガラスの向こうから
カウンターの人の顔が見えるじゃないですか、
『パートナー』さんが
まさしくこの席に座っていて。
いつも通り
”明るくて生命力が漲っている女性”が
合い間にチルしてる感じで、
でも、
視線が、ね、
サトシ君を探しているな、って。
ふふ、私の思い込み?
『サトシ君、
あの時は寄り添ってくれてありがとう、
今の私は幸せだよ』
って、サトシ君に
伝えたくて来てたんじゃないかな、って。
今日の私みたいに。
思い込みなんだけれど、
『パートナー』さんにも
人生のどこかで、
たぶん私が彼女を知る前なのかな?
サトシ君と会わなきゃやってられない
そんな時期があったんだろうな、って。
え?私が今日サトシ君に報告したい
いいこと、ですか?
・・・娘たちが元気で
今の夫も元気で
で、私は推しのライヴに当選して、
っていう日常の一コマなんですけどね(笑)。
私の中の劣等感がゼロになることは
きっと無いんだろうけど、
ちっちゃくなった劣等感込みで
今の幸せな私、です。
聞いてくださってありがとうございます。
娘を迎えにいく時間なので
これで失礼します。
次にお会いできたら
今度はあなたの話を聞かせてくださいね、
もしよろしければ。
嵐さん、25歳おめでとうございます。
皆さんが幸せであるよう祈っています。