梅丹本舗のサプリメントにドーピング成分 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

NHKのニュース7では流れずあんまり注目されてなさそうだが、
個人的には腰を抜かすほど驚いた。

2商品に禁止薬物 自転車連盟スポンサー謝罪
http://www.nikkansports.com/sports/cycling/news/1635599.html

ケイリン代表渡辺「チェック態勢あまりにも甘い」
http://www.nikkansports.com/sports/cycling/news/1635598.html

梅丹本舗は現在は日本自転車競技連盟の公式スポンサー。
過去にはエキップアサダのメインスポンサーで、今年のリオ五輪代表の
新城幸也も所属していた。
ただ、記事を読む限り、個人的には驚きと怒りは
梅丹本舗よりも日本自転車競技連盟のほうにある。

梅丹本舗のサプリがドーピング成分を含んでいたのは事実。
だが、天然の材料を加工して作った製品であり、結果はともかくとしても、
ドーピングを故意にして行おうという意図は見えない。
6日に発覚後、7日に選手への使用禁止を通達している。
その後の公式発表やらマスコミ対応やらの手落ちに関しては非難されても仕方ないが、
元々小さなメーカーなのにやれるだけのことはやっている。

それに対して、日本自転車競技連盟の後手後手感と被害者感は何事だ?!
公式スポンサーでサプリを供給している以上、責任としては一蓮托生なはず。
梅丹本舗がサプリ提供時の2007年、日本では検査結果が判定できずに
独自にイギリスで成分を計測。この過程でもどこか他人事だ。

知っている人には有名な話だが、
自転車競技の世界組織のUCIはアンチドーピングに関しては
全競技一と言っていいくらい厳しい。
ロードのトップチームの選手などは、1週間の行動予定を事前提出しており、
そのタイミングの抜き打ち検査に入られた際に不在であれば、
ドーピングで罰せられるぐらい、過剰な神経質な対応をしている。
(栗村修などは、ドーピングに反対の立場ながらUCIの対応を行き過ぎとし、
「これ以上厳密にドーピングを排除したいのなら、
もう選手をモルモット状態で管理するしかない」
とまで言っている。)

にもかかわらず、UCIの下部に来るはずの日本自転車競技連盟の脇の甘さたるや・・・。
過去にも神山雄一郎が風邪薬で引っかかった経緯があるのに。
これで、意図しないのに
新城幸也、内間康平、中川誠一郎、渡辺一成、脇本雄太、窪木一茂、塚越さくら、
彼らの一人でも出場できなくなっていたら、いったい誰がどう責任を取るつもりだったんだ?

まったくもって、やるせない。