大阪都構想、否決 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

昨日の住民投票、大接戦でしたな。橋下市長の会見の際の
憑き物が落ちたみたいにさばさばしていた表情が印象的だった。
まぁ色々言われているし、個人的にもあんまり信用ならない人物だが、
これだけ接戦にもかかわらず、負けは負けと認めた態度と
あの表情は素直に感心した。

個人的には反対でよかったと思う。
二重行政の無駄を廃すと一見耳障りのいいことを言っているが、
都の下に特別区を置くという東京23区がモデルのスタイルだと
結局のところ二重行政は変わらないわけで、じゃあ何がメリットで
何がデメリットなのかよく解らない印象。そんな状態で、ただ
「変えよう」と言ったって、「なんで?」とは思う。

あと、あんまり話題に上っていなかったが、「都」という言葉も
実は良くなかったのではないかな。
「都」と言っているのに「みやこ」では無い。
もちろん、現在の大阪府との区別のために”大阪都”と表現したのは
解るのだが、首都でもないのに都とはこれ如何に、だわな。
もっとも、「大大阪府」や「新大阪府」じゃあ通りが悪いが。


ところで、今回の結果で世代間の差を理由にしている記事や論調が目立つ。
中には「大阪の未来が老人たちに潰された」なんてアホなアジリも。
アホか。
確かに、世代間の賛否のグラフを見ると、30代40代は賛成のほうが多い。
だが、内容的にどちらでもいいという人間は投票に行かない内容だし、
本当に大阪都がいいと思うのなら、やはり投票行動として
投票率も(今回は結構高かったとはいえ)もっと上がっているだろうし。

なんか、マスコミはどうにも大阪都を実現させたかったように聞こえるのだが、
「だったらやっぱり否決で良かったんだな」
と思うのはおいらが捻くれているからかな。