一戸建て | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

武相荘に行った際に思ったこと。いや、白洲次郎は関係ない話だが。

武相荘の周辺、かつてはのどかな農村だったらしい。
とは言え、当時はすでに小田急開通済みだから
何かあったら新宿に直通(丸の内近辺には最低1回乗り換え)と
白洲が隠匿するには理想の土地だったんだろう。

その後、戦後の経済成長とともに首都圏は爆発的に人口が増え、
今は鶴川駅近辺はまさに住宅地の真っ只中にある。
ちょうど武相荘の真ん前が宅地整備されて売りに出されていたのだが、
なんとまぁスケールの小さいこと。
いや、これはこの土地に限らず周囲の家もなんだが。
家自体はそこまで広くなくてもいいとは思う。
あんまり広いと管理も大変だし落ち着かなさそう。(貧乏性だな。)
しかし、このあたりの家は本当に家のみで庭が無い。
隣の家との間隔は数10cmで間に塀がある。
そんな状態では窓も開けないだろう。プライバシーの問題もあるし、
家と塀の間のわずかな土地には人が入れないから管理も出来ない。
日当たり悪いから蚊や蝿も発生しそう。
なら一戸建てにこだわる必要なくてアパート・マンションでいいやんと思ってしまう。
その方がよっぽど土地が有効活用できるし管理も楽だろうに、と。

武相荘は、建物は古くて狭いながら手を入れながら使っていたらしい。
ただ、狭いのは母屋だけの話。
十分な広さの庭に元々の地形を生かして「鈴鹿峠」と名づけた丘があった。
とても農作業が出来るような地形ではないから、おそらくは周囲に田畑を持っていたんだろう。

個人的には、実家は庭付き一戸建てだが、おいら自身はずっと会社の寮か賃貸の生活。
稼ぎを考えると今後も不動産を買える見込みはない。
そういうこともあってか、少なくとも狭い土地なら一戸建てにこだわる必要も無いと思っているが
あんまりそういう考えは一般的じゃないのかなあ?