プロレス好きの女性が急増している? | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

日経の系列紙が特集を組む場合、
一般人には「へぇ、そうなのか」の場合が多いが、
その道の詳しい人には「何を今更」なことが多い印象。

実はこの記事の見出しを見たときもそう思った。
ま、中を読んで、その分析の甘さやら想像でないているんだろう姿やら何やらにくらくらしたが。

なぜ今? プロレス好きの女性が急増している5つの理由(Yahoo 日経ウーマンオンライン)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150115-00198341-woman-life&p=1

この記事の内容はおいておいて、

プロレスの会場に数が減ったとは言え年数回行っているおいらからすると
女性の割合的にはそこまで変化が無いと思う。
だが、それは少ないと言っているのではない。
少なくとも20数年前からどの会場行っても2割以上は女性がいるのが普通だった。
3割以上いるのも珍しくは無い。
デートで来ている若いカップルもいれば、女性だけ出来ている層もいる。
(個人的には嫌いな)ドラゴンゲートなどは女性のほうが8割以上とも言われるが
10年以上行ってないので確証はない。
漢くさいデスマッチ系団体の大日本ですら、結構女性ファンはいて
選手に凶器を渡しているのだ。

以前あった体験。
アルシオンという今は亡き女子団体を見に行ったときに若手選手が
相手のラリアットを受け止めいなすと、その腕を極めて前方回転でクラッチした。
それを見て、おいらが「あ」と思った刹那、後ろから黄色い声で
「キャー!雁之助クラッチ!初めて見た!!」
って声が聞こえた。
びっくりしたね。雁之助クラッチはミスター雁之助が開発した丸め込み技で
使う選手なんてそうそういない。つまり、それを知っている段階で結構なプロレスファン。
おいら自身、映像ではともかく生では初めて見たのでびっくりしたのだが
それより先にリアクションした女性ファンがいたのにもっとびっくりした。

ただ、
ずっと冬の時代もプロレスを見続けたおいらからしても、
ここ2,3年はプロレスの人気は回帰傾向というか上昇傾向にあると思う。
10数年前と違うのは、その勢力地図が大きく変わったこと。
圧倒的な業界トップの復活した老舗・新日本プロレスと
そこから離れて、インディからのし上がったドラゴンゲートとDDTが
人気としては続く状態。あとは中小。
かつて新日本と双璧のメジャーだった全日本は中小団体の一つながら
内容的には腐ってないところを見せ、その全日本から出でて新日が弱っていたときに
わが世の春を謳歌したノアは、三沢がリング上で死んだことを契機に
いろんな不幸と帰ってきたブーメランといろんなツケで瀕死の状態にある。

何がどうなるか解らないのがプロレス。
本当、一寸先は光か闇か。
「鈴木みのるとアブドーラ・ザ・ブッチャーが組んで最強タッグにでたことあるよ」
なんてタイムマシンで20年前の人間に言ったら間違いなく狂人扱いされたろうな。


追記
雁之助クラッチ