酷道マニアのみならず、関東や中部在住でドライブ好きなら結構な人が
知っているかもしれない国道158号線安房峠
。
もっとも、その知り方が
「あそこの道は酷いぞ!面白いから覚悟して行け!」
なのか、
「あそこの道は酷いぞ!今は有料道路
ができたからケチらずにそっちを走ろう。」
なのかは人による。っちゅうか、それで酷道マニアが判別できる。
今年のGWに荘川桜を見に行った際
は時間的な制約もあり安房峠道路(安房トンネル)
を
走ったが、やっぱりいつかは走ってみたかった。
今回楢峠に行く際に、せっかくなら国道471号線の起点の平湯温泉から走ろう、
ならば、時間があれば安房峠を走ろうと思っていた。
いざ安房峠。
地図で見ただけでも九十九折が解り
、大変そうな山道であることがわかる。
が、よくある九十九折とも言えなくも無い。
道幅も狭い。
が、片側1~0.6車線(両側で最狭部でも1.2車線)はあり、普通車ならば
延々バックして離合可能な場所まで戻るということも少ない。
そう、普通車ならば。
この安房峠がその名を轟かせたのは、松本市と高山市、もっと言えば
信濃と飛騨を最短で結ぶ道路として活用されていたから。
そのため、大型のバスやトラックが通っていたわけだ。
もちろん、上高地や穂高岳への観光アクセスもあったろうが、観光だけなら
サンデードライバーはやってきても大型車は通らない。
普通車同士ならなんてことの無い離合箇所も、大型車同士なら当然苦労するし、
そこで渋滞が発生する。小回りの利く車ならばなんてことの無い九十九折も
大型バスは1回では曲がれずに切り返しが必要になる。そこでもたもたしていると
対向で大型車が来てさらに詰まる、という状態。
現在では、大型車は安房峠道路のトンネルを快適に通るため、
普通車もおいらみたいな酷道好きしか通らな・・・
と思ったら、結構路駐の車があった。
なるほど、ここを北アルプスへのアクセスとして使ってるんだね。
(路駐できるだけの道幅があることの証左ですな。)
峠の頂上には旅の無事を祈るお地蔵さんが鎮座していた。