関越道のツアーバス事故に思う | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

まずは、亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。


最初に知ったのはラジオのニュースだった。
なので、防音壁に突っ込んだバスと聞いて横からぶつかったのだと思った。
まさか防音壁の始まる部分にバスが正面から突っ込んだとは・・・。
あれはひとたまりもない。

このニュースで最初に気にしたのは、高速バス(路線バス)かツアーバスか。
で、案の定ツアーバスだった。
2002年からの規制緩和で雨後の筍のように増えたツアーバスの弊害は、ざくっと以下の通りと考える。
・法的にグレー
・バス停の設置義務が無い
・待ち合わせ場所を駐車場等で行わず路上で行うことが多く、道交法違反の場合が多い
・運賃・料金の日替わりが認められる
・(おいらみたいな人間ならともかく)一般の利用客に路線バスとツアーバスの違いの認識がない
・いざ法令違反や事故があった際に、貸切バス会社ばかりに責任がいき、催行した旅行会社が逃げやすい
・料金が安く、経費を抑えがち


今回の報道で、670km以上は運転手2人については伝えられているが、

連続乗務時間について報道が無い。ちょっと法的な根拠を探せないのだが、

路線バスに関しては2時間、連続乗務時間は4時間だったと記憶している。
それを守るため、多くの会社では運転手2人乗務で床下に仮眠室設置、

JRバス関東はその会社の広域性を活かして首都圏発のバスは福島県や長野県で運転手交代をしている。
今回の事故で、旅行会社のコメントではっきりと

「運転手は1人で契約」

と言っているが、これは法的に引っ掛かると思われる。

もちろん、運転手、貸切バス会社にも責任はあるのだが、
ともすればさっさと逃げる旅行会社にはっきりを責任を取らせ、

法令を遵守させるよう徹底させないといけない。
それができないのであれば、以前のような規制強化は仕方ないと思う。


本当は、もっと利用者側に賢くなってもらう必要もあるのだが・・・。


そういや、NHKは最初っからしっかり「大型バス」「高速ツアーバス」とはっきり言って
「高速バス」とは言ってないですね。
朝日新聞は記事では区別しているものの、一方で楽天トラベルへツアーバスのリンクを
”高速バス”表記したり。2枚舌はいけませんぜ。


http://www.asahi.com/travel/
http://travel.rakuten.co.jp/bus/


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