まだら狼、上田馬之助逝去

今と違ってプロレスを全部ガチと思っていた人も多かった時代、
今と違って金髪に染める日本人なんていかなった時代に
髪を染め悪役外国人と手を組み、
それこそ日本中の憎悪を一身に浴びた昭和の名悪役。
それが上田馬之助。
つくづく、並みの神経ではできないことだと思う。
時代的にあれほどの大ヒールはもう出てこないだろう。

のちに、新日vs(第1次)ＵＷＦの抗争で、リング上の仇敵アントニオ猪木と組み
前田日明を場外リングアウトに持ち込んだ姿にはただただ驚いたが。

実は生で見たことが２回ある。
１度はＮＯＷという今は亡き団体で、ケンドー・ナガサキの助っ人として団体側についていた。
大瀬戸町という田舎の大会でなかなか暖まらない会場の雰囲気で異様な殺気を出してたっけか。
２度目は既に交通事故で車椅子生活になって２～３年してから。
新日が熊本大会を「上田馬之助引退興行」と銘打って本人を会場に招待していた。
大日本所属で出場予定だった田尻義博(現:ＴＡＪＩＲＩ)が急遽退団して代わりにまだグリーンボーイだった
藤田穣(現:藤田ミノル)が出てたっけな。