東日本大震災で思ったこと【マスコミ編】 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

阪神淡路大震災の時の前例があるのに、今回もマスコミ各社の対応に不手際が見られる。マスコミしかできないことは多い。しかし、それが特権意識として上から目線、選民思想があるのではないかと思わざるを得ない。
書こうかどうか迷ったが、1週間たったこともあり、いくつか、気付いたことを記す。


1.本来必要な情報が放送されない
震災直後から2、3日までは、とにかく被災状況、安否情報、避難が必要な場合はどこに避難するか、余震への準備、今何をすべきか、といったことが必要な情報だ。安易にショッキングな映像ばかりを流し続けたり、お涙頂戴のお話はあとでいい。
原発の話題にしても、火災当初のときは、何故こうなったかの反省・批判よりもどこが安全でどこが危険か、そして、何がどう危険なのかの正確な情報こそが必要だ。


2.民放キー局は東京中心でしか物を見れない
東京キー局は全国ネットで東京ローカルを放送してるという自覚がない。それは普段からも言えることで、全国ネットでお台場や赤坂サカスや六本木ヒルズのトレンドなんてものは必要無い。
今回の地震で言うと、地震当日の帰宅難民について。
確かに、交通がマヒし官房長官が夕方の段階で「無理して帰るな。避難所で待機しろ。」と言っても混乱した人が多数いた。だからと言って、その模様を延々と流す必要は無い。関東ローカル枠の時間と全国枠時間の一割程度触れればいい話。本当に必要なのは被災地の話題のはず。
また、被災地でも茨城は民法がラジオ1局、栃木、千葉は民法がTVが独立U局とラジオ局ということで、これらの地域に関しては、まるで震災が無かったかのごとく情報が少ない。


3.ヘリが救助の邪魔になっている
これは阪神淡路や新潟の震災の時も、被災者から出ていた声。
ヘリが低空飛行するため、その音で埋もれている被災者の声が聞き取れず、救助が難航した。地震当日の官房長官のコメントでも触れられた(NHKでは放送してた)が、この発言をカットした民放もあるとか。


4.被災者に心無い質問を浴びせる
お涙頂戴の話を作りたいのかもしれないが、あまりにも心無い。


5.明るい話題は無視
自衛隊が1万人以上救助した話はなかなか出てこなかった。


6.多くの失言暴言を繰り返している
既に秋元優理、大竹真の失言が話題になっているが、それだけではない。記者会見の席上でのマスコミの質問、まるで今までの会見を聞いてなかったか、理解する能力が無いのかの如く稚拙な質問がされたり、東電に対して被害者意識を代弁するかのごとく罵詈雑言を浴びせたり、酷い対応だ。
(民主党なんか庇う気はさらさら無いが)管総理や枝野官房長官らは、ほぼ寝れずに対応に追われていた。東電だって現場で対応している人間は命懸けだ。下らない暴言で邪魔をしている場合では無い。


特に酷かったのは、フジテレビ。

【フジテレビ】 行方不明の母を探す少年に取材 【東日本大震災】
http://www.youtube.com/watch?v=VgKAhmLq080

人の安否さえ「正解はCMの後で」か・・・。



ま、これはオマケ。

東北地方太平洋沖地震でやらかしてしまった方々
http://www.youtube.com/watch?v=01HrbNa5Tw8&feature=related