京急金沢文庫駅のアクロバティック運用 | michyのブログ

michyのブログ

ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

先日、都内に昼間用事があった。夕方には用件は終わったのだが、
せっかくだから以前から見に行きたかったものを見に行った。

それは、京急金沢文庫駅の普通列車2本縦列退避。

京急 金沢文庫 縦列退避
http://www.youtube.com/watch?v=scTnXXVtCKk



これを、最初ニコニコ動画で見たときに、凄く驚いた。鉄道の信号システム
というのは同一区間に1列車しか入れないようになっている。しかも、京福電鉄
の事故以降、鉄道会社はATS(自動列車停止装置)の導入が必須化されている。
そのため、列車間の接近というのは普通はかなり時間がかかるものである。

それが京急では、客の利便性向上のためには何でもするという感じで
数秒を必死で削るアクロバティックなダイヤ編成、細かい加速・減速、
駅の主任さんのあっという間の分割・併合作業、複々線区間も金沢文庫~金沢八景間
の1駅間しかないのに、それをフル活用している。
鉄道ファンから「京急は頭おかしい(←誉め言葉!)」と言われる所以である。

ワクワクして現地に行ったら・・・あれ?
今年5月のダイヤ改正で縦列退避無くなってたんだ・・・_| ̄|○

しかし、行った甲斐はあった。
代わりに発生したのが、快特の京急久里浜方面行きと新逗子行きの分割だが、
これがまぁ見事な職人技。着いて1分で分割完了し、前の京急久里浜行き発車、
その後後ろの4両新逗子行きが一旦前に移動し乗り場変更してから発車。
いやはや、趣味的には非常に面白かった。

京急と言うと、一般的には「揺れる」「急加速、急減速」「カーブが多い」など
どちらかと言うとネガティブイメージが先行しているが、こと輸送量の確保と
安全性に関しては関東で隋一の信頼感がある。鉄道会社として、どのように
大量のお客さんを運び捌くかを本当に考え抜いている会社と思う。

えきから時刻表 京急金沢文庫駅 平日下り
http://ekikara.jp/newdata/ekijikoku/1308011/down1_14108031.htm