
孔明灯(コン ミン ドェン)を揚げます。
羅平の市内で
ようやく孔明灯がある店を見つけましたが、
売り切れていました。
なので、孔明灯を30個注文して作らせました。
午後6時ごろに出来ます。
私達皆誰もすごく楽しみにしていました。
私は孔明灯の上に「お金持ちになりたい」と
書きたいと思っていました。
時間がたつのは早いです。
あいにく午後から風が強く吹き始めました。
志賀さんは「このまま風強いと孔明灯を揚げるのは難しいです。」と
心配していました。
6時になって、
孔明灯はもう出来上がりました。
風は弱くなる気配がなさそうです。
「どうしよ、私は見たいな」と私が言いました。
ほかのお客様も同じ考えでした。
志賀さんは
「じゃあ昨日花火をやったどころに行って、
もし風が弱くならなければ、今日はやめます、どうですか」と言いました。
私たち全員賛成しました。
そして孔明灯を30個持って、
ホテルのロビーに集まりました。
バスの運転手さんがホテルの管理人をよく知っていて、
私達のスケジュールを漏らしてしまいました。
フロントの店員さんも私たちが持っている孔明灯を見つけました、
確かにちょっと多く見えます。
ホテルの管理人と店員さんは
「今日は風が強いので、羅平では今は乾燥時期なので、
火事になりやすいし、やめてください」
と阻止されました。
「私達は自分たちがやりたいことは自分の自由なので、
自分の責任ですから、天気次第で孔明灯をやめるかもしれません」
とホテルの忠告を聞きませんでした。
でも、ホテルのほうは、森林局、旅行局の人に電話を掛けました、
どうしてもとめたいようです。
外出するのも強引に禁止されました。
志賀さんたちはすごく腹立っていました。
バスの道も遮られましたから。
私達は部屋に戻るしかないです。
8人で一緒に志賀さんの部屋で、
これからどうしたらいいかを相談しているところに、
ホテルの電話が来ました。
ホテルでは私をロビーに呼んでいます、
私はガイドですから、
孔明灯のことを解決しなければなりません。
森林局の人や、警察もきましたから。
孔明灯も全部没収しなければならないそうです。
「これは、これはどうしますか。」と私があせりました。
志賀さんは「これは全部私の責任ですから、心配しないでください。
じゃあロビーに一緒に行って解決しましょう」と言いました。
孔明灯が全部没収の可能性があるので、
私達はすぐ半分ぐらいトランクに隠しました。
結構高かったですから。
そしてロビーへ行ったら、
男の子ひとたちが5,6人立って、
私達を待っていました。
「誰が責任者ですか」と一人が聞きました。
志賀さんは「俺です」と言いました。
そのときホテルの店員さんたちも
見世物をみるように取り巻いてきました。
雰囲気はすぐ緊張になりました。
「もしかして私達を捕まえに来ましたか、
でも罪がないですよ」
と私は頭で考えました。
心配していました。
「私は森林局の局長です」と
身長が高い男の人が言いました。
志賀さんは「ファンインー 、ファンイン(ようこそ、ようこそ)」
と冗談をいいながら、
「まず、私達座って、話しましょうか」といいました。
相手も笑って、私達も笑って座りました。
雰囲気もちょっとやわらかくなりました。
さすか志賀さんです。
「まず皆さんを羅平によくいらっしゃいました、
来てもらって感謝します。
今日はホテルから、皆さんは孔明灯をあげるつもりだと
の電話をもらいましたから、
私達が来ました。」
と森林局局長さんが優しい声でニコニコ言いました。
「羅平は雲南省の重要な森林地です。
今雲南省は乾燥時期ですので、
一ヶ月間雨も降らないので、
50年も会ったことがない乾燥状態です。
なので、今日も風が強いし、
孔明灯を揚げないで下さい。
もし火事になったら、大変でしょう。」
と続けて言いました。
「はい、よく分かりました。
孔明灯はもうやりませんから、
心配しないで下さい。
今日はわざわざこのことで来てくれて、
お疲れ様でした、(シンークーラー)。」
と志賀さんは笑顔で返事しました。
「じゃあ、どうしますか。
孔明灯はお土産に日本に持って帰ってもよろしいですか」
と志賀さんは続けてききました。
「はい、持って帰るのは構いませんが、
揚げるのはだめですよ。
皆さんはもうやりませんから、
この紙、(羅平では孔明灯を揚げてはいけない、やったら
5万元の罰金と言う内容です)受け取ってください」
と森林局長さんが言いました。
「サインしなくてもいいですね」
と志賀さんが聞きました。
「はい、大丈夫です」と答えました。
相手の人は私達を写真に撮り始めました。
「何で私達を写真に撮りますか」
と聞きました、
相手は「あなたたちも写真を撮っていますよ。
これから私達は資料作りますから」と言いました。
こちらでは、志賀さんとあの局長さんと話を続けています。
相手はわたしのことを叱りました、
なんで孔明灯を揚げることをやめませんでしたか。
あなたは大学生でしょう、
このこと知っているでしょうとか、
テレビでも毎日やっているとかと私にいいました、
志賀さんは
「これは大学生と関係がありますか、
小学生は人じゃないですか。
テレビなら私たち全然見ませんから。
あなたたちのやり方が悪いです。
旅行者に分かりやすいように、
例えば今は火事なりやすいと書いて紙を壁に貼ったほうがいいです。
そうすれば、今日は皆さん来る必要ないです」
と反論しました。
話はだんだん不機嫌になってきました。
もう続ける意味がないですから、
話はここで終わりです。
でも相手のほかの人はやっぱり
あの紙の上にサインが必要な感じです、
なにか仕事の過程ですから、
サイン必要。
ずっと静かだった泉谷さんがこの話を聞くと、
「何でサイン必要ですか。私達は犯人ですか。
あなたたちこそ証明書を見せてくださいよ。
弁護士を呼んできます。
私はすごい弁護士の友達がいますから」
と泉谷さんは腹が立ちました。
雰囲気はまたキュッと緊張になりました。
志賀さんはこの雰囲気を見ると、
「俺、サインしますよ」と言いました、
そしてサインして、このこと全部解決しました。
部屋に戻って、
皆さんは全員気持ちが重くなってきました。
泉谷さんは「泣きたい気持ちがあります」と言いました、
私も本当に同じ気持ちがありました、
本当に悲しかったです。
警察官も来て、本当に初めての経験です。
でも、孔明灯を揚げなくなって良かったかもしれません。
本当に火事になったら、もっと大変でしょう、
後悔も出来ないですから。
それから私達が美味しいお茶を飲みながら、
泉谷さんの写真を見ました。
不機嫌な気持ちもだんだん忘れました。
このことがあって、私はまた経験が増えました。
これから学校の旅行はみんな無事になりますようにと祈ります。

