3 桃太郎と鼠空はまっ赤です。桃太郎は、鼠に、こう話しかけました。「鼠さん、この前ぼくは、 ちょっと奇妙な人に会ったんです。鼠さん。」鼠は、うんともすんとも言わず「ちゅう」と言いました。桃太郎は、そんなことがあったなんてまったく気付かずにふゆう柿をほおばりながら「その人は、着ている衣を、何かですっかり汚しながら、 背中に『舞千の小坊主』をおぶって、ぼくに、 もぞもぞと何かを話し掛けようとしているんです。」