この大会は、なんと言っても「山の辺の道」を歩き歴史好きもそうでない人も趣のある道だと感じることは間違いないだろう。その上に真冬の大会である。第1回の大会で夜間の寒さ対策がダメ過ぎて2度と同じ過ちをするまいと気合いを入れたが2026年1月10日は昼間は15℃と暖かいを通り越して早歩きでは湿気を多少感じる想定外に暑い気温だった。


体温調整で手袋もせずに夜中まで歩けたし、奮発して購入した登山用のアクティブインサレーションという防風ながら湿気は放出するウェアも深夜を過ぎて着たくらいだ。


当日、主催者から第1回は240名だったが年々申し込みが増え360名もの参加者で儲かりますとは言ってなかったが、どうやら人気が高まっている大会のようだ。


私の場合、毎回課題が変わり、今回は足のマメ対策が課題として残った。いわゆるシューズの中敷きを特注しているのだが、踵が干渉するようで水ぶくれが毎回できるようになり、これは私の足の指の形状だと思うが左足の小指にひどい水ぶくれができるようになった。次回は相談しながら調整しよう。


次の課題は股関節周りの柔軟性だ。途中までは良いのだが70km付近から股関節周りが硬くなりスピードが落ちてしまう。これは肩甲骨も関係しているようで、同じタイミングで股関節と肩甲骨が疲労してストレッチをしても回復はできずにスピードが落ちる。


このマメと筋肉の疲労から、集中力が切れてグダグダになってしまう。これが無ければもっと大会自体を味わい尽くせるはずだ。


一方でうまくできた面もある。いわゆる半端ないあの睡魔対策だ。1週間前から、睡眠を十分に取る意識と遠征の時は前泊をして、大会中に睡魔がきたらガムを噛むことで今回はうまく乗り切れている。


ちなみに、なんとなくだけど以前は服用もしていた痛み止めやカフェインがたくさん入った眠気覚ましなどは服用しないようにしている。これは自然な身体の反応を無理に止める必要も無いという考え方だ。


そんなこんなで21時間18分で完歩した。タイムや順位にこだわりは無い、私の目的は心身共にリフレッシュすることだからだ。


今大会も運営や、ボランティア、地域の皆さんの協力の上に参加させていただきました。明日から皆さんから受けた恩を日常生活で周りの方々にお返ししながら、私なりの恩返しとさせていただきます。


最後までお読みいただいた皆さまの健闘を心よりお祈りしております。

ありがとうございます。
















2025年8月23日14時スタートの本大会は夏の暑さと向き合い、アップダウンの激しいルートは予想通り過酷であった。過酷という事は没入感にもってこいの大会という意味。(頭バグってます)



下諏訪駅をスタートして古の道中山道を100km歩く。上記は大会の資料でゼッケンにもプリントされていたもの。 


この大会では自分ルールを頭の中で決めていた。怪我なく完歩が目標で、途中の睡魔は躊躇なく15分程度の仮眠を取り後半の下りに備えるというもの。頭の中でウェイトを占める考えが安全第一だ。もちろん安全第一なら、こんな大会に参加しないのがいちばん安全という声も聞こえてきそうだが、参加した上での安全第一と理解いただきたい。笑


7月開催の木曽路12宿と諏訪湖の大会に参加して信州の夏が気に入り、中山道の歴史を調べているうちに江戸時代の街道に興味を持ち、本大会も急遽申し込んだ。


さて、御守り代わりに経口補水液OS1をバックに忍ばせ補給食として飴玉やゼリー飲料、腹痛の薬や足が攣った時の薬やテーピングを入れて14時5分にスタート。

いまさらだけど五本指ソックスがどうも合わず、ノーマルタイプに変更して、初めてトレッキングポール(以下ポール)をリュックにはみ出しながら持参した。


スタート地点から和田峠までは登り。諏訪湖を眼下に進む。当日の受付は221名で、女子も4割と多く参加。

スタートは標高800m。和田峠は1600mだ。

皆さん悪条件の大会に参加するだけあってペースが速い。

和田峠の登りは、私もまだまだ元気。

信州の夏が美しい。

給水エイドが16kmに設けられボトルに補給する。山の中だから、コンビニ自販機は無い。

標高が上がると涼しくて気持ちがいいのは驚きだった。100mで0.6度気温が下がると言われているから、それだけ登ってきたということだな。


和田峠を越えたらしばらく下りとなる。

ポールを握りしめての下りは効果抜群でスピードを出せた。(人並みに)ポールが下りの負担をかなり軽減してくれたのは助かった。初めて使うのに私はポール使いの天才かとすっかり調子に乗りすぎて、後半の下りで結局膝が笑うことになる。


第1エイド29km地点。20時をまわって到着。アップダウンはやっぱり時間がかかる。

補給して速やかに出発。次のエイトまで12kmだが、峠越えがある。第2エイド23時到着。第3エイドまで13km2時30分到着。15分仮眠をとる。


睡魔が襲うとバス停のベンチなどで仮眠をとる。第4エイドまで11kmの間に何回か仮眠をとる。

夜が明けてきて、5時50分に第4エイド追分に到着。エイドのスタッフはホスピタリティに溢れていて団扇で風を送ってくれたり、声かけも気遣いがあり、おかげ様で元気がでました。ほんとうにありがとうございました。


次の第5エイド碓氷峠まで13km。夜が明け気持ちが切り替わる。この軽井沢の住宅街や街中ですれ違う皆さんは、上品で柔らかく挨拶や声援をいただく。そして街中を抜けるといよいよ山道となり距離もあり、しかも急な下りがスタートする。


碓氷峠はヒルがでると言われていたが被害もなく歩みを進められた。

熊には会わなかったが、ハチは何度か横切るように飛んで行った。

上記の画像はネットからの拝借物で登りを撮影したもの。実際、もっと岩がゴロゴロしているエリアが多かった印象だ。


嫌というほど、急な下りは続く。標高が下がると徐々に暑さを感じる。ポールを使うも膝への負担は想像以上に掛かっている。画像を撮る余力もすでに無くなり、次回この大会は参加しないという謎の発想が頭を支配する。


膝も笑い始めて、下りにうんざりした頃に第5エイドに到着。見晴し台に登らず補給して休憩する。

次の第6エイドまで13km。暑さも下界のそれになり、日が昇ってジリジリと日差しが照りつける。


第6エイド近くの横川駅で珍しく、女性ウォーカーに話しかけられて一緒に歩く。楽しく会話して第6エイドで冷たいアイスを食べて歩き始めたらお腹が痛くなり、道の駅的なお土産店でトイレを借りる。お礼に昔ながらの梅干しを購入したが、ご飯のお供に最高の品だった。


神戸から参加の女性ウォーカーさん、話しかけてくれてありがとう、またどこかの大会でお会いしましょう。


さて、後はゴール目指して9kmの散歩だ。平坦な道で何度か歩きながらウトウトしてしまい、幸いに植物の葉に当たって気付いたり大事に至らなかったから良かった。さすがに仮眠をするような場所は無くゴール目指して進む。


そして、16時38分にゴール。

いゃあ26時間33分は長かった。こんなに時間がかかるなんて初めてだ。

痛み止めや眠気覚ましの薬も飲まず、まさに自身の身体と向き合った時間。それにしてもこのコースは上級者向けだと思う。


身体と向き合い没入感をたっぷりと味わいこの大会に参加できたのは、キツかったけど自分の魂がレベルアップしたような、そんな気分だ。


最後まで読んでいただき深謝。

関わった全ての人々に心からありがとう。







昨年は最高気温35度の熱中症耐久散歩となり、第1エイドでリタイヤ者が続出した。私自身もアップダウンに加えて睡魔が半端なかった辛い思い出が蘇る大会だ。

一方で信州の山々、清流の美しさ、湧水に蝉しぐれと夏を満喫できた中山道が恋しくもなり睡魔対策を携え今年も申し込んだ。


前回の寝不足は危なっかしいので今年は睡魔対策と称して松本市に前泊した。18日に新宿駅から特急あずさ号で松本駅まで向かう。

カーブを速度を維持しながら走る醍醐味、乗り心地、車窓、私の好きな電車の一つだ。


松本駅では早々にお土産を買い宅急便で自宅へ送り、宿へチェックイン。夕方にCoCo壱番屋のカレーとニンニクで栄養を摂る。


朝晩は松本市も20度くらいで過ごしやすい。


ここまでは昨年より順調な調整だ。

宿に戻り音楽を聴きながらリラックスタイムで英気を養う。


翌朝、しなの2号で南木曽駅まで1時間くらいの移動だ。

車窓が美しい。関東平野に住んでいるから、余計にアルプスの山々が美しく見える。


南木曽駅に到着。Suicaは使えないので、乗車券と特急券を購入する必要がある。今年は特急券だけ買ったので後日に下諏訪駅で清算することになった。


木曽川の清流を眺めて大会の無事を願う。川から吹く風の気持ちいいこと。

参加人数は257名と以外に多く、私のゼッケンも232番だ。

開会式では彩雲が見えて、幸先のいい流れができた。この青空と白い雲。好みがあると思うが自然大好きな私は参加した中で最も美しいスタートの景色はこの大会だ。

開会式で第1エイドまでの大幅なコース変更が改めて告知される。運営側も昨年のリタイヤ続出を鑑みて悩んだ末に日陰を通る山道が採用されて最初からアップダウンが激しいとのこと。


私はアップダウンよりも睡魔対策を頭の中で考えていたが、後から知った情報で累積標高が2300mともなれば、登山的な技術も必要だった。具体的には登山杖が有り無しとでは下りのダメージが私の場合違っていたかなという点だ。もちろん今までウルトラウォーキングでトレッキングポールを使ったことはないが、この大会はあった方が私はいい。結果論だけど。笑


さて、いつものように速い人に引っ張られないよう11時10分最後の組でスタート。

暑さは昨年よりだいぶマシだ。

はしゃいでます。


告知の通り少し進んだら登山道で登る、登る。心拍数が上がる。

主催者の狙い通りアップダウンを繰り返すが木陰が多く涼しい。序盤だけにみんな元気に歩みを進める。



第1エイドで補給。コーラが美味しい。昨年よりアップダウンの影響もあり到着に時間がかかっている。


第2エイドまでの間で信州の夏を満喫する。

山からの湧水を頭から被ってクールダウン。


第2エイド到着の頃には暗くなってきて、照明を点ける。

第3エイドで補給した後に足を上げて15分の仮眠をとる。睡魔対策で初めてやったがなかなかの効果があった。


さて、ここからが本番で難所の峠越えだ。睡魔対策に今まで忘れていたが基本に戻ってガムを買ってエイドを出発。案外、ガムの効果は高くて、何で今まで忘れていたのかが不思議なくらい。


必死に峠を越えてしばらく歩くと第4エイドに到着だ。ここでも足を上げて15分仮眠をとる。


昨年、睡魔が半端なかった区間だったが対策が功を奏して意識もボーっとしないで歩けた。全体的にコースもわかりやすく何度かGoogleマップを開いたがロスはなかった。


第5エイドを出ると再び峠越えで500mを登る。下りで、膝が踏ん張れなくなりペースはガタ落ちだったが、湧水を頭から被って歩みを進める。昨年、畑に成るブルーベリーを食べさせてくれた、オッさんとも無事に再会を果たし昨年のお礼をしたら、また食べさせてくれた。何とも地域の方との交流が嬉しい。


ゴール前の諏訪大社で参拝をして24時間20分で無事に終えた。今までの最長時間を更新だ。順位は93位、完歩率は77%と高い。昨年は22時間27分だったからおよそ2時間プラスとなった。


エイドで少し仮眠するだけで睡魔はかなり軽減されたのは収穫だ。調子に乗って8月23日の中山道シリーズにエントリーしてしまった。累積標高が2100mなのでトレッキングポールを使って負担を軽減し、睡魔対策も引き続き検証しながら参加しよう。


地域の皆さん、ボランティアスタッフの方々おかげ様で怪我なく歩けました。ありがとうございます。

皆さんの健闘を祈ります。