『モノ語り』 ~Story 6 ~ 「木 ①」
家(うち)には叔父が作ってくれた桐箪笥があります。
叔父は家具職人で退職する時に廃材を使って姉と私にお揃いの
桐箪笥を作ってくれました。
姉の箪笥は私のよりひと回り大きいもの。
ところが、姉の家に箪笥が来て以来、姉の調子が悪くなりずっと原因がわかりませんでした。
当時お世話になっていた方に相談した所、
「家の中で何か変化があったものはありませんか?」
と言われ、
「桐の箪笥が来ました」と答えると
「その桐の木が『切られたくな~い』と思いながら切られた木で、さらにそこに
叔父の念(何かあったら頼むぞ)が重なって出来た箪笥だからその二つの念が
姉に行って具合が悪くなっている」
と教えてもらいました。
(※ 叔父夫婦には子供がいなく私たち姉妹が何かあれば面倒をみています)
そして、もう一つ。
家に何か新しいものや大きなものを入れる時にやっておいた方が良いことがあると。
それは、学校で言えばクラスに転校生が来るようなものだから、前から居るモノたちに
新しいモノが来ることを説明してあげないといけないと教えてもらいました。
いきなり来たらみんなびっくりしますよね
なるほど~と納得でした。
私の所に来てくれた箪笥の桐はちゃんと切られるのを納得して切られた木なので
私は全然大丈夫でした。
ただ、家に説明することは当時、知らなかったので後から家のみんなに説明したと記憶してます
実は、本題はまだ先なのですが、このことがあって本題に繋げるために
うちの箪笥をリーディングしました。
それは「木 ②」に続きます。