ピスタッチオです!
今回は⚾️
9月30日に
小牧市民球場
で行われた
秋季愛知県大会準決勝
"小牧南vs豊川"
の観戦日記です。
東海大会出場を懸けた注目の一戦。準々決勝の観戦日記はこちらから
小牧南の先発は背番号1の右腕松本投手。直球は最速110㌔程度ながら、90㌔を下回るカーブなどを駆使してチームを初のベスト4に導いています。
豊川の先発は背番号1の1年生右腕中西投手。この日の最速は136㌔、変化球はスライダー等。
1回表 小牧南
1死から失策で走者を出すと、連打で満塁のチャンス。2死となるも押し出し四球で先制点を奪います。さらに7番河原選手が右中間を破る走者一掃の3点タイムリー3ベースヒット、続く8番小椋選手にもレフトへタイムリー2ベースヒットが飛び出しいきなり5点のリードを奪います。ラストバッターの松本投手は1球ごとに右・左・右と打席を変える奇策にでるも凡退。
1回裏 豊川
先頭が四球で出塁すると、次打者のヒットの間に3塁を陥れます。これに失策が絡み1点を返します。続く3番モイセエフ選手はライトへ犠飛を放ち2点目。四死球等で2死満塁となり、8番山本選手がライトへ2点タイムリーヒットを放ち点差を1点に縮めます。
3回裏 豊川
ヒット・死球・犠打失策で無死満塁とし、7番北田選手がライトへ走者一掃の3点タイムリー3ベースヒットを放ち逆転。その後2死1・3塁となると、ディレードでの重盗を決めてリードを3点に拡げます。
4回裏 豊川
先頭の3番モイセエフ選手がライト前ヒットで出塁すると、内野ゴロと捕逸で1死3塁。続く5番中村選手がセンターへ犠飛を放ち追加点を奪います。
5回表 豊川
四球・暴投・四球で無死1・2塁とピンチをつくると背番号10平野投手にスイッチ。140㌔に迫る直球が武器の1年生右腕です。しかし四球・押し出し死球で1点を失うと、相手の攻撃タイム(打者・全走者に対し伝令を4人送る)の後、さらに押し出し四球を与えて降板。背番号14 のこちらも1年生右腕柴山投手が救援します。サイドハンドから直球は120㌔台ながら、併殺崩れで1点差に迫られるも後続を断ち同点を許しません。
5回裏 豊川
失策・セーフティーバント・盗塁で無死2・3塁とし、9番林朔選手の犠飛、1番林優選手のスクイズ(記録は内野安打)でリードを3点とします。
6回裏 小牧南
1死から背番号10江原投手にスイッチ。直球は133㌔を計測。2死後、四球・ヒットで1・3塁のピンチを背負うも無失点で切り抜けます。
7回裏 豊川
振り逃げ・盗塁・四球・セーフティバントで無死満塁のチャンスをつくると、1死後1番モイセエフ選手が犠飛を放ちリードを4点に拡げます。
9回表 小牧南
先頭の3番長谷選手がセンター前ヒットで出塁するも後続が打ち取られ無得点。ゲームセット!
まとめ
8対12で豊川が決勝進出を決めるとともに、東海大会出場を決めました。相手の大応援団がスタンドの空気を支配する異様な雰囲気のなかでのゲーム。1回表にいきなり5点のビハインドを背負うも、直後に四死球を選んで4点を返すなどチームとしては非常に落ち着いていたように感じました。10個のフライアウトを重ねましたが、うち4本は犠飛とフライアウトの多い相手投手の特徴を活かした攻撃も見事でした。1点差に迫られた5回途中から登板した柴山投手が5イニングを無失点。嫌な流れを断ち切り最後まで付け入る隙を与えませんでした。この試合のMOMは彼だと思います。翌日の決勝戦では敗れるも、見事な準優勝。東海大会での戦いにも注目ですね。
一方惜しくも敗れた小牧南は、初回に5点のリードを奪うも、ここまでチームを牽引してきたエースが攻略され悔しい逆転負け。初回に猛攻した打線も2回以降は散発3安打と抑えられました。しかしどの選手も初球から力強いスイングをしており、ここまで振れるチームは県内でも数少ないのではと感じました。投手では2番手で登板した江原投手が好投。遅球の技巧派投手の後ろに130㌔を超える投手が控えているという事実には驚きました。翌日の3位決定戦にも敗れ東海大会出場はなりませんでしたが、公立校ながら見事なベスト4。来春センバツの21世紀枠東海地区推薦校の選出は堅いでしょう。しかし本選出の2枠は非常に狭き門です。戦績のみでなく困難克服・文武両道・創意工夫・地域貢献などが選考にあたり重視され、地区理事もしくは県高野連理事長による3分30秒のプレゼンで全てが決まると言っても過言ではありません。まだ少し先のことですが楽しみに待ちたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回も是非。
ピスタッチオ⚾️