ピスタッチオです!
今回は⚾️
9月16日に
中津川公園野球場
(夜明け前スタジアム)
で行われた
秋季岐阜県大会4回戦
"帝京大可児vs大垣日大"
の観戦日記です。
当球場へは初訪問。客席数は多くありませんが、比較的新しい球場なので全体的に綺麗で快適に観戦ができました。自然に囲まれた中での野球観戦はとても気持ちが良かったです。
愛称の「夜明け前スタジアム」は、中津川市出身の小説家島崎藤村の小説名からつけられたそうです。
さて、両校の対戦といえば今夏の岐阜県大会準決勝での熱戦が記憶に新しいですね。延長10回タイブレークの末、大垣日大が勝利し甲子園出場へと繋げました。代は変われど帝京大可児としてはリベンジに燃える一戦です。
帝京大可児の先発は背番号1を背負い打者としては4番に座る山田投手。力のある直球にスライダーや縦の変化を混ぜる投球スタイル。前チームでは5番打者として活躍し、夏のマウンドにも立っています。3番の猟田選手、大垣日大の権田選手とはドラゴンズジュニアでチームメイトでした。イトです。
大垣日大の先発は背番号10の中野翔投手。所謂アーム式のフォームからキレのある直球とスライダーに加え、緩いカーブを効果的に挟みタイミングを外す投球が魅力。今夏の甲子園では1年生で唯一ベンチ入りを果たした右腕です。
2回裏 大垣日大
1死から連打と死球で満塁のチャンスを作ると、8番片野選手がライトへタイムリーヒットを放ち先制。その後スクイズ等で追加点を狙いますが得点ならず。
3回裏 大垣日大
ヒット・犠打・四球で1死1・2塁とすると、5番松谷選手のレフト前ヒットで2塁走者が一気にホームを狙います。しかし、レフト福壽選手の好返球に阻まれタッチアウト。2死1・3塁となるも、続く6番岩永選手がライトへタイムリーヒットを放ち追加点を奪います。
4回裏 大垣日大
ヒット・盗塁・ヒットで1死1・3塁とすると、2番荒木選手が初球にスクイズを成功させます。その後は満塁のチャンスを作るも無得点に終わります。
6回表 帝京大可児
1死から4番山田投手がライトフェンス直撃の2ベースヒットを放ちチャンスメイク。バッテリーミスの間に三塁を陥れると、5番近藤選手のレフト前へのタイムリーヒットで1点を返します。
6回表 大垣日大
さらにヒットで1死1・2塁とされたところで投手交代。ここまでセカンドを守り、今夏の甲子園では2番サードとして計4安打を放った権田選手をマウンドへ送ります。
6回表 帝京大可児
1死2・3塁とすると、7番中村選手がしぶとくセンター前へ2点タイムリーヒットを放ち同点に追い付きます。
7回裏 大垣日大
ヒット・盗塁・内野ゴロで2死3塁とすると、バッテリーミスの間に1点を勝ち越します。
8回表 大垣日大
先頭打者にヒットを許し、犠打で1死2塁とされたところでエースナンバーを背負う左腕杉山投手にスイッチ。シュート気味の直球と、横に大きく曲がるスライダーやドロップの効いたカーブが特徴的。連続四球で満塁とピンチを拡げるも、スクイズをファールで凌いだ後フライアウト2つに打ち取り無失点で切り抜けます。
9回表 帝京大可児
死球と内野安打で2死1・2塁と同点のチャンスを作りますが、あと一本が出ず。ゲームセット!
まとめ
3対4で大垣日大がベスト8進出を決めました。両軍合わせて25安打も、比較的ロースコアな接戦という珍しいゲームでした。前半の5イニングでは先発の中野翔投手が無失点に抑え、打線も二桁安打を放つなど試合の主導権を握りました。しかし6回表に同点に追い付かれると、以降は打線も繋がらず苦しい展開となりました。それでも相手のミスで勝ち越した1点を守って逃げ切ったところは流石でした。翌日に行われた準々決勝で中京に敗れ3大会連続でのセンバツ出場は絶望的となりましたが、この経験を経てどのようなチームに成長していくのか非常に楽しみです。
一方敗れた帝京大可児は、先発のエース山田投手が魂の完投。際どいコースを見極められ毎回安打を浴びる苦しいマウンドとなりましたが、1イニングでの複数失点を許さない粘りの投球で接戦に持ち込みました。5回まで無得点の打線も、6回には4連打で同点に追い付くなど二桁安打と意地を見せました。また無失策の守備では、特に外野手のチャージや低く鋭い返球に目が惹かれました。脚の速い打者に対してライトゴロを狙った場面では、間一髪セーフとなったものの相手へ大きなプレッシャーを与えたシーンでした。近年投手力に長けているチームなだけに、今後は大事なゲームでエース頼りにならないような新戦力の台頭に大いに期待です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回も是非。
ピスタッチオ⚾️