私は今、夕日が見える公園で夕日を見ていた。
(もう・・・夕方)
さっきまでは、学校にいたのに。
時間が進むのが早いと思う。
そして・・・明日には、もうこの町を出て行くのだ。
「未来・・・私達が出会った頃覚えてる?」
ふいに、桜が聞いて来た。
「覚えてるに決まってるじゃん!
私は、あの日の頃絶対に忘れない・・・」
(そう・・・・絶対に)
そんな感じがした。
いつか忘れるかもしれないのに、何故今そんなことを言ったのだろう?
でも、忘れたら桜との思い出がいつか、いつか思い出せなくなってしまう。
それだけは嫌だ。
「ねぇ、未来はさぁ~・・・私といて楽しかった?面白かった?」
桜の表情が暗くなってきている。
よく見れば、目には涙が溜まってきている。
「どうしたの桜?ちょっと大丈夫?」
私が、桜に手を近づけた瞬間、手を叩かれた。
「っ!?桜?」
私は、驚いた。
桜の行動に目を疑った。
「未来は分かってない!!
私が・・・・うっ・・・私が・・・」
桜は、涙を強く腕で拭いている。
私は、このとき知った。
ーーー桜は、私のことをこんなにも思ってくれてることを。
私は、桜を抱きしめた。
「ありがとう・・・桜・・・ホントにありがとう」
心の底からの言葉だ。
桜は、私の服を強く握り泣いている。
「未来・・・っ・・・ホントは、行ってほしくないの・・・・。
でも、でも・・・そんなわがままは駄目だって分かってる・・・
私の一言で未来の将来が変わるんだもん・・・うっ・・・だったら、笑顔で送ろうとしたけど・・・未来の笑顔が見れなくなると思うと、急に涙が・・・でてくるんだよ・・・・」
桜は、顔を上げて、不安な目がこちらを見ている。
「私だって、桜と離れたくない。
おっちょこちょいな桜の姿も見れないし・・・でもね、桜?
私達は、『永遠の親友』でしょ?だったら、『永遠の親友』として、私を送って?
私馬鹿だから、親友に笑顔で送ってもらわないと、心配で残っちゃうよ。
それでも、笑顔で送ってくれないの?」
私は、やさしく微笑んで言った。
桜は、さっきより泣いてしまった。
「えぇ!?さ、さくr「未来の馬鹿!!」えっ・・・?」
急に桜が大声を出した。
私は、呆気にとられた。
「ホントに馬鹿じゃなの?
馬鹿、馬鹿、馬鹿ーーーーーーーーー!!」
どこか桜は、笑顔だったような気がした。
そして、満足そうだった。
「いいよ、未来・・・笑顔で送ってあげる!
『永遠の親友』としてその役目果たしてあげる」
私は、なんていい親友を持ったんだ。
「ありがとう」
私は、お礼と一緒に、一筋の涙を流した。
