君はあの日あの時生まれたて来たんだよ。ママとパパの赤ちゃんとして。君はほんとに無防備で触ったら壊れてしまいそうで命をかけても守っていくと思ったんだ。あれから4年もたつんだね。すっかり大きくなり、もうすぐ君はお姉さんになる。今もこれからもあの時の気持ちは変わらないよ。
ママが病室に移されてる頃、君は看護 婦さんに綺麗に拭かれやがてママとパパのいる病室に連れて来られたんだよ。産まれたばかりの君を見てママは嬉しそうにほっとしたように微笑んだんだ。君はパパが思ってたよりずっと人間の赤ちゃんの顔して、予想してたより赤くなかったんだよ。それからどんどん表情が変わり次の日にはすっかり可愛い赤ちゃんの顔になった。
君を産むとき、ママは本当に頑張ったんだ。ぐったりとして手術室から出てきたママを見た時、入る前との変わり様にパパはどうしていいか分からないくらいに驚いてた。涙ぐんで麻酔で手が震えながら横たわっているママの姿を見てパパも泣きそうになった。そんなパパに容赦なく看護婦さんは声をかけ、ママをベッドに移す手伝いをするよう促した。そこでパパやっと我に返ったんだ。あの時のママの様子は忘れられない。そんなに頑張って君を産んでくれたママに心か ら感謝しているよ。出来ればママのあんな姿はもう二度と見たくないと思った。