激走戦隊カーレンジャー

 

地球からはるか遠く離れたハザード星は、宇宙暴走族ボーゾックによって滅亡してしまった。
脱出に成功したハザード星人の少年ダップは、母親が死の直前に語った「星座伝説」の戦士「カーレンジャー」がいるという惑星『地球』に向かい、ボーゾック打倒を誓う。一方、ボーゾックもまた、次なる暴走の舞台を惑星チーキュ(宇宙人は地球をこう呼ぶ)に定めていた。
ダップがたどり着いたのは日本の小さな自動車会社「ペガサス」。彼はここで働く5人の若者に素質を見出し、自身の特殊能力「クルマジックパワー」をはじめ、あの手この手を使って5人をカーレンジャーに変身させる。
最初は乗り気でなかった5人だったが(初陣では5人が紐で繋がれ、無理やり引っ張られながらボーゾックの前に登場)、やがてボーゾックの本格的侵攻を目の当たりにし、カーレンジャーとしてボーゾック退治の決意を固める。
 

 

 

 

レッドレーサー/陣内恭介:岸祐二

 

23歳(1972年10月10日生まれ)

ペガサスではテストドライバーを担当。(給料は税込みで19万3千円。)

左利き。カーレンジャーのリーダー。

元はレーサー志望ゆえに優れたドライビングテクニックの持ち主で、その腕前は野生の車のペガサスサンダーを乗りこなしたほど。ペガサスにおいては、会社が町工場レベルの規模なことから、テストドライバーの仕事には恵まれず、修理を終えた車の試運転や代行運転、雑用が主になっている。

サボり・居眠りの常習犯ではあるが、実態は車に対する思い入れや愛着が人一倍強い熱血漢でリーダーの自覚も強い。その性格がいい方向へ暴走した結果、敵に奪われ操られていたRVロボに単身乗り込んで奪還したこともある。同期入社の実とは漫才コンビ状態で主にツッコミ担当。

 

 

ブルーレーサー/土門直樹:増島愛浩

 

17歳(1979年5月12日生まれ。)

ペガサスではカーデザイナーを担当。(給料は5人の中で一番高い21万円。)

眼鏡を着用することもある。

デザイナーの腕前は大手メーカーからも引き抜きの声がかかるほどだが、天馬の意向により、実際の車としては作ることは出来ていない。その為、恭介同様に雑用が主になっている。

温厚で口調も穏やかだが、誰に対しても必要以上と思える丁寧な言葉遣いをし、語尾には「でございます」を付ける。しかし、LLオネネに付けられた鉢巻きで性格が変化した際や、宇宙生物ビーガーを狙うCCパッチョーネに対して怒りを露にした時など、荒い口調で話す場面もあった。

 

 

グリーンレーサー/上杉実:福田佳弘

 

24歳(1972年3月2日生まれ)。

ペガサスでは営業担当。(給料は17万8千円。)

営業という職業柄、メンバーの中では唯一スーツを着用している。カーレンジャーのサブリーダー。

大阪出身であり、話し方はバリバリの関西弁。毎年神社に優勝祈願するほど熱狂的な阪神タイガースのファンでもある。自宅には大量のタイガースグッズがある。

ひょうきんな三枚目でそそっかしい性格から、失敗が多く、カーレンジャーに関することで大きなミスを犯してしまうことさえある為、年上の威厳は皆無に近い。恭介と対立して自ら「新リーダー」を名乗った際、誰も付いて来なかった。一方で自分の失敗の責任は自分で取ろうとするなど、責任感は強い。同期入社の恭介とは漫才コンビ状態で主にボケ担当。

好物は鰻だが、幼少時代に鰻を釣った時に雷に打たれたことがある。それが原因で雷がトラウマになるが、ダップが購入した、アマゾン産電気鰻を食べて克服した。また、劇中では中華丼をよく食していた。

 

 

イエローレーサー/志乃原菜滴:本橋由香

 

19歳(1977年2月23日生まれ。)19歳。

ペガサスではメカニックを担当。(給料は20万2千円。)

スパナ片手にどんなメカでも直したり、ばらしたりする腕前を持ち、安全ピンだけでアクセルチェンジャーを修理したこともある。恭介と直樹に仕事が回ってこないため、実質的に社内の仕事はほぼ彼女がこなしている状態であり、周りからの信頼も厚い。

姉御肌で直樹のことを非常にかわいがっており、また、子どもっぽい洋子にアドバイスを行うこともある。メンバーの中では一番の常識人であり、実が新リーダーを名乗った時には、直樹と洋子は実ではなくて彼女についたということもあったが、直樹を無理矢理弟にしようとするなど、時折見せる暴走の度合いは他のメンバーにも引けを取らない。

 

 

ピンクレーサー/八神洋子:来栖あつこ

 

19歳(1977年12月8日生まれ。)

ペガサスでは経理担当。(給料は本人曰く、20万とちょっと。)

自動車会社に勤務しているとは思えないほど、メカが苦手だが、仕事柄、お金には厳しい。

精神年齢では直樹より幼く、乙女チックで甘えん坊。その上、泣き虫で極度の方向音痴だが、怒らせると怖い気の強さや仲間思いの健気な面もある。5人の中では、マスコット的存在。

好物はスイーツだが、そのこともあって、自身の体重を極度に気にしている。「数値」を操るPPラッパーとの戦いでは、洋子の体重計をも操ったと誤解された末に倒されている。

 

次は、電磁戦隊メガレンジャー【スーパー戦隊第シリーズ第21作品目】を更新します