いつも見ているはずなのに
君は突然目の前に現れた



それは本当に突然訪れた

稲妻が落ちるように
はっ、と息を飲むように



そう、それは運命の訪れ


いずれ愛し求め合うと
天使が私に囁いたのね



それからいくつもの夜が終わり…


天使の囁いた予言は現実に


私は彼を愛していた


幼かった私
愛し合うという意味を知らなかったね


あなたは私にせつなさという想いをくれた


愛を口づけで伝えることを教えてくれた


この体は愛する人の温もりを感じるためにあるのだと


その両手は抱きしめ合うためにあるのだと

愛を知らない私にあなたは優しく伝え、与えてくれた



そしてあなたは夢のようにいなくなった


蜃気楼だったのかな



あなたへの想いを私の心に留めさせたまま…


そしていつしかその想いは時空を越えて永遠になった

それは輪廻を繰り返し

必ず何度も巡り会ってしまう

会いたいと願ってしまう


きっと天使の予言が魔法をかけてしまったのね


永遠に解けぬ魔法


解けるのはたった一人
彼自身


彼はそれに気付かぬまま


輪廻は永久に繰り返される