『群青色の夜』



夜中に一人 そっと抜け出して


空を見上げて目を閉じる



両手をいっぱいに広げて…



頬に触れる優しい風たちは


私をそっと包み込んで…


群青色の夜に導いてくれる



そっと目を開くと



そこには煌めく無数の輝き



ひとつひとつに世界があって

ひとつひとつに物語があって

ひとつひとつに想いがあって…


もう一度目を閉じると



群青色の夜へ吸い込まれていくよう



風に身を任せ


全てを委ねるように



そして群青色の夜はやがて水色に変わり


少しづつ赤味を増して行く


優しい風達は眠りにつき、暖かな風達が目を覚ます



柔らかな輝きに包まれ、


ゆっくりと目を覚ます


輝き達は私の頬に優しく口づけをして語りかける



『さあ、ゆっくり目を開けて…』



『…おはよう』