長野在住も残りわずかなため、長野観光を始めました。今日は三大美林の一つ木曽川流域の赤沢自然休養林に立ち寄りました。ここは三大美林であるだけでなく、森林浴発祥の地でもあるようです。

ぼくは林学科出身です。講義には葉っぱテストなるものがあって、葉っぱを見て樹木の種類を当てるのです。
このように樹木の特徴を見て種を判断することを「同定」といいます。

今日、木曽の森を歩き学生時代にはあまりお目にかかれなかった種がありました。コウヤマキやアスナロ、ネズコという木です。
一方で学生時代から慣れ親しんだ樹木もあります。『桧』です。
ここ、木曽川流域で生えている桧は特別に『木曽桧』と呼ばれ三大美林に数えられます。

立木の木曽桧を見てふと、思いました。
種としての『桧』と『木曽桧』は同じ木なのだろうか?と。

ウィキペディアやネットの辞書を読むと、樹齢300年近い木曽に生えているものだけを特別に木曽桧と呼ぶ、とあります。つまり、名前は違うけど同じだよ。と。
生態的にみたらそうなのかもしれないし、そうなのでしょう。実際今まで見たことないくらい太いものだらけだったけど、(よく育った)桧には違いない。
葉っぱの裏模様も桧のY(ひわい)だったし笑

でも同じ木なのかと言ったら、ぼくは違う木だと思うんです。

製材して木柄を見ると『桧』とはまるで違ってくる。
どう違うかと言われても「木が違う」としか言いようがない。というか、材木屋はそういう表現しかしないからややこしいのですが笑
したがって材木屋の視点で同定するなら、桧と木曽桧は別の木になるわけです。

『樹種』としては同じ木であっても『材種』としてはまったく違う木なのではないか、と思うのです。

学生から社会人になって仕事を通して木の見方が更新(←造林っぽく表現しましたw)されたから感じるようになったことです。
例えば森林療法の視点ではまた違って見えるのでしょうか。

木に限らず、見方によって変わることは多いんでしょうね。
おもしろいものです。

ST