家族で「グリーンブック」を観に行ってきた。
いつものように、ポップコーンとコーラを買って、映画が始まるのを待っていたその時、ポップコーンのカップを持っていた私の手が滑って、ポップコーンをそこら中にまき散らしてしまった。
私は急いで売店に行っておばさんに「すいません!ほうきと塵取りを貸してください。ポップコーンをこぼしてしまったので。」と言ったら、「どこですか。」と言いながら、そのおばさんは座席に走っていって、アッというまにきれいに掃除してしまった。
座席に戻った私は、家族に罵倒されながら、ホッと胸をなでおろしていた。すると、またあのおばさんが走ってきて、「どうぞよろしかったらこれ。」と言って、新しいポップコーンを持ってきてくれたのだ。「いえいえ、そんなこちらがお礼言わなければならないのに。」という私に、恥ずかし気な微笑みを浮かべながら、無言で走り去っていってしまった。
映画「グリーンブック」以上に感動した「ポップコーン事件」であった。

