無から考えても、何も生まれません。
生まれるのは、その人の感情からのものです。
感情が、基準になります。
ある程度のことを知っていないと何も良き方向には行きません。




前回のもくじきびとさんの言葉です。

感情が基準では、精神や人としての心はいつまでも成長しない。

精神年齢と実年齢がかけ離れ、欲望のまま常識から外れた行いを何とも思わない大人になり、周りに迷惑をかけても気付かないような視野が狭くて自分勝手な人になってしまうのかもしれません。


感性、情緒、想像力、知識、理性、常識、優しさや思いやり。

物事を知ることで、感情だけではなく、その先の人としての心が育まれるのではないでしょうか。

物事を知る知識を得ると言ってもその方向が、スピリチュアルなどの非現実なファンタジーの世界では全く意味がありません。

スピリチュアルはただの都合のいい妄想の世界に過ぎず、現実が見れなくなるだけだからです。


それこそ感情優先のまま歳だけ取り、何の成長もありません。



ではもくじきびとさんからの本編をどうぞご覧下さい。





日本には、侘び寂びなどの情緒な面があります。
色にも雨にも、それに合う言葉があります。
俳句など、想像を搔き立てるものでもあります。
落語でも、落語家によって聴いた人の中に
描写そのものが入ってきます。
今を時めく神田伯山さん。
聴く者をその世界へと誘います。

ファーブルのことを何処かで書いた記憶がありますが、その描写には興味をそそられます。
葛飾北斎は、海外の画家に多大な影響を与えました。
家康ブーム(個人的には嫌いですが)の昨今、江戸時代の庶民の暮らしとか、
何かをきっかけに興味が湧くかもしれません。
江戸庶民は、読み書きが出来て、世界でもそのレベルは相当なものだったそうです。

コラムと書いた序に、セイタカアワダチソウが今では衰退したと書いてありました。
静岡大学の稲垣栄洋さんの本に書いてあり、そこから引用されたものです。
何冊かその方の本を読んだことがあります。
キャベツの花を書いたもので、初期の作品と記憶しています。
最近は、その分野を読んでいないので、こんな処で会えるとはの心境です。

最後に、一番記憶しているのは、ネギを「一文字」と書いて。
読み方は、「ひともじ」でなく、「いちもんじ」だそうです。
なかなかの粋なもの。
そのままの姿を読み表した。
その感性、羨ましい。



                         もくじきびと