私は子供の頃から不思議な話が好きでした。
小学生の頃、夏休みになるとお昼のワイドショーと言う番組があって、その中の心霊特集を怖いけどでも見たくてよく見てました。

友達に誘われこっくりさんをした記憶もあります。
同じ頃口避け女と言う、私きれい?と聞いてくる大きなマスクをつけた女のお化けが出ると言う噂が流行り怖くて怖くて、でも怖いもの見たさな気持ちもある子供でした。


中学生になると、雑誌のマイバースディと言う、占いや不思議怖い事がメインの本を毎月買って読んでいました。

高校生の時には、商店街の道端にいる占い師のおじさんに興味本位で1~2回占ってもらい、
高校を卒業し就職した会社の研修で神戸に行き、占いの館?で占いを受けた事もあります。

会社に勤める傍ら、誘われた〇イ〇ー化粧品の販売もして、その中で気づきの研修と言われる、今思えば催眠療法のような自己啓発系の研修にも参加していました。

その後20才の時に付き合ってそう長くない期間で長女を妊娠し地元を離れ元旦那の地元に行きました。親の反対を押しきって…。

私の実家は田舎の本家で2人姉妹の妹だけど、姉が嫁いだため婿をとれ。元旦那も本家の自営業で三人兄弟の長男。

最終的には両家の親が話し合い、若いうちは商売もあるから旦那の姓を名乗り、いずれ年を取ったら私の実家を継ぐと言う事で結婚しました。

元旦那の家は親子2人で運送業でお義母さんは20才の時に結婚し専業主婦。私は体が弱い。でもどんなにしんどくてもいつもみんなのためにしてやっている。私ほどすごく苦労して辛抱強い女は他にはいない。と言うのが口ぐせで、他には私と同い年の義理の弟と9才下の弟がいました。

結婚して間もない、初めて迎えるクリスマスに元旦那に服のプレゼントを買い渡そうとすると、義母が私に見せてと。元旦那より先に開けて見た義母は一言、この色はこの子には似合わない。この子に合うのは何色と何色と何色。次からは何色にしなさい。これは私がもらっておく。

一部始終を一緒に見ていた元旦那は、まぁおかあがそう言うなら仕方ない。そう言ってプレゼントの件は終わりました。

当時私たちは車で五分の団地に住まいを借りていましたが、実家が事務所も兼ねていたため、元旦那は毎日朝と深夜実家に顔を出していました。