皆さんがもし会社の面接担当だったら、「あなたは不登校でしたか?」という質問をしますか。

 

おそらく、今まで就職活動をしていて、自分から不登校だった事を話すことはあっても、聞かれた人はほとんどいないと思います。

 

就職活動で聞かれるのは、自分の強み、今までで一番頑張ったこと、今までで一番辛かった体験をどう乗り越えたか。などの人生の経験についてです。

 

履歴書にも不登校だったか書く欄はない。会社側が求めるのは、目の前の人にどんな魅力があるか。どんなパフォーマンスができるか。

 

今までは学歴社会だったから、学力が全てだった会社もあると思います。しかし、今社会で必要とされるのは、学力より、突出した専門的な力を持った人材でもあります。

 

通信高校や専門学校が近年増え続けているのも社会の変化です。学力より重視する力があり、一人一人に合った専門的な能力を身につける事ができる学校は多くあります。

 

地域の学校を選ぶことはできませんが、高校・大学・会社は自分で選択することができる。だからこそ、不登校の時期に自分はどんな道に進みたいか、自問自答する機会は大切になります。

 

一般的に子どもが「不登校」と呼ばれるのも高校生までですが、子どもが高校生までの多感な時期に経験したことは人生の大きな土台になります。

 

不登校とは履歴書には書かないので、会社側に立った時にその子が不登校の時間をどんな経験に費やし、どんな力を養ったかは大切になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不登校は履歴書に書かない。大事なのは、不登校という肩書きではなく、何を経験し、何に時間を費やし、そこから何を学び、今に活かしているかです。