子どもが世界一幸せなオランダで
行われている、イエナプラン教育の特徴である
「サークル対話」についてお話しします。
これはオランダで行われている授業の一環です。
サークル対話の目的
▪️クラスの子どもたちが、皆人間として平等な価値を持っており、そのことを皆が大切に尊重すること。
▪️一人一人が他者の発言に耳を傾け、その発言をしっかり受け止めることに意味がある。
サークル対話の特徴
子どもがサークル(円)になって行う
お互いが、お互いの表情を見ながら、相手の気持ちを感じ取りながら、会話できる状況を作っている。
教師は同じサークルに入るが進行役
グループリーダーは、「経験のある大人」として必要最小限のアドバイスに留まります。
子ども同士の対話をメインで行う
先生か役割はファシリテーターであり、子ども同士で議論を繰り広げる。
サークル対話のルール
▪️グループリーダーもグループの一員として参加する。
▪️参加者全員が他の参加者の顔が見えるようにする。
▪️何かを観察する時以外は、サークルの中に何も置かない。机やノートも使わない。
▪️発言者の話は途中でさえぎらず、全員終わるまで待つ
▪️誰も、発言者の言葉を否定、嘲笑、罵倒してはいけない。
▪️サークル対話は15分程度にとどめ、長すぎて参加者が飽きることのないようにする。
▪️サークルの種類は、毎回変化をつけ、惰性的な参加にならないように気をつける
現地でサークル対話を見て。
実際にオランダでサークル対話を視察して、
子ども達同士で議論ができていることに驚いた。
先生は発言者が話している最中に
話そうとする人には必ず注意していた。
ここからオランダの子どもは対話できる力
だけではなく「傾聴力」が備わっている
と感じた。
自分の意見を話す前に、相手の意見を全部聞き、受け止めてから発言をしなければならない教えがされていた。
だからこそ、どんな違いを持っていても相手に耳を傾け、相手を受け入れることが訓練されているのだと感じた。