海賊って言うのは意外と朝が早いらしい



〇〇が身支度を整えて外に出れば・・・・



キッチンからはすでにいい匂いが、ナギがすでに朝食の作っているようだ



航海士のシンは今日の波や風、天候をチェックし進路の調整をしている・・・航海士なら当たり前の仕事だがな



船医のソウシの姿は見えないが、トワとハヤテが甲板で何かをしているのが見えた



何をしているのか・・・甲板に降りて気が付いた



剣の稽古をしていたのだ



トワが木刀をハヤテに打ち込む



その剣先はハヤテの急所をしっかり捕らえている



〇〇『悪くない』



声が出てしまいトワとハヤテは稽古を一時中断する



トワ『〇〇さん!おはようございます。あの・・・大丈夫ですか?』



酒を飲んでぶっ倒れたことを心配しているのだろう



〇〇『おはよう・・・私は大丈夫だ』



ハヤテ『っつかお前、”海賊の酒なんか飲めない”って言っておきながら実は酒自体が飲ねぇんじゃん!案外可愛いとこあるんだな』



〇〇がキッとハヤテを睨む



〇〇『ハヤテ・・・私の相手も頼もうか?』



ハヤテ『は?』



〇〇『私は今機嫌が悪い。手加減は出来ない。海軍に売られたくなければ本気で来い』



最後まで言うと〇〇はハヤテにナイフを投げつける



ハヤテ『おわっ!いきなりナンなんだよ!!』



〇〇『二刀流は口先だけか?』



ナイフを自在に操る〇〇



ハヤテはナイフをかわすばかりで仕掛けてこない



ハヤテ『怪我してもしらねぇぞ!!』



体が大きい割りに動きが早いハヤテ



二刀流の間合いに入れば分が悪い



ハヤテが剣を振り上げる



ハヤテ『もらった!!』



だが、〇〇は意外な行動に出る



本来なら飛び退くところだが、〇〇はハヤテの懐に飛び込んだ



小柄な〇〇だがら出来る戦術



〇〇はナイフではなく腰に刺している剣を逆手に持つとハヤテの首元目掛けて振上げる



ハヤテ『おっと・・・』



間一髪でかわす



が、すぐに〇〇のナイフが飛んでくる



ナイフが次々に飛んでくることで間合いが詰められない



〇〇のナイフが切れるのを待つか、それとも・・・



ハヤテの場合頭で考える先に体が動く



〇〇はナイフを投げた直後ほんの一瞬隙が出来る



その隙を見逃さないハヤテが勝負に出た



飛び込んでくることを予知していたのか、〇〇もナイフから剣に切り替える



お互い一気に間合いを詰め、渾身の一撃を放つ



ソウシ『そこまで!』



凛とした声が船上に響くとハヤテと〇〇の剣先はお互いを傷つけることなくピタリと止まった



ソウシ『全く・・・何をしているんだい?〇〇ちゃんの怪我もまだ完全には治ってないんだよ?』



またしてもソウシに止められた



〇〇は一息吐くと剣を収めた



〇〇『別に本気でやってねぇし・・・腕ならしだろ?』



ハヤテ『!!おまっ!手加減しねぇって言ってたじゃねぇか!!』



〇〇『そんなこと言ったか?』



シレッと嘘をつく〇〇



ハヤテ『お前・・・全部俺のせいにするつもりか!?』



ソウシ『ストップ!どうやら・・・二人にお仕置きが必要みたいだね?』



ニッコリ笑うソウシ・・・に対し、ハヤテと〇〇は顔が引きつっている



ソウシ『二人とも良く見れば擦り傷だらけだし・・・良く効く薬を塗ってあげるよ』



ソウシの言葉にこれでもかって程首を横に振る〇〇



〇〇『いや!良く見なきゃわかんないような傷に薬なんて勿体ねぇよ!!』



”そーだそーだ!”とハヤテも一緒になって薬を拒む



ソウシ『擦り傷を甘く見ちゃいけないよ?傷口からどんなばい菌が入るかわからないからね?』



ハヤテ『こんなの唾付けときゃ治るって!!』



ハヤテの言葉に今度は〇〇が首を全力で縦に振る



さっきまで喧嘩していた二人が今ではガッチリと肩を組んで医務室に行くことを拒んでいる



ソウシがそんな二人にこれ以上ない笑顔を見せる



〇〇(悪い―予感がする・・・)



ソウシ『言ったよね・・・お仕置きだって』



ソウシが二人の耳をつかむと引きずるように地下へ降りていく



ハヤテ・〇〇『『イダダダ・・・痛いって!!』』



その様子を終始見ていたトワ



トワ『ソウシさんは本当に〇〇さんのことを女生としてみているのでしょうか?』



地下に消えていった二人が同時に悲鳴を上げたのはわりとすぐだった


























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ソウシの扱いが悪っ!!!←www


今回の戦闘シーンも今後のポイントになる件


ハヤテはつおいよ!だから絶対本気じゃなかったと思うんだヘ(゚∀゚*)ノ


そう言うことにしておこう←