トリノオリンピックでサーシャ・コーエンの演技を観て以来、すっかりとりこになってしまったのだが、今年もサーシャの生演技を観る機会がやってきた。「Stars on Ice」というアイスショーで、全米ツアー中。しかも今年は、サーシャがメインになっている。これは是非観ておかないと!というわけで、ちょっと高いけど前の方の席をとってみた。

サーシャ以外の出演者はほとんど知らなかったが、日本人の佐藤有香と伊奈恭子というプロ選手が出ていた。

選手自らがマイクを持って客席インタビューに出向いてみたり、ちょっとした寸劇のようなものもあって、演出にこだわっている様子は伝わってきたのだが、以前に見たChampions on Iceに比べると、演技の内容はそれほど高くないのかな、という印象。

メインのサーシャは、と言うと、バレエの演技を見せたり、前半と後半に何度か出てきて演技をしていたのだが、一回あたりの時間は短く、ジャンプの回数も少なく、体力温存プログラムか?という感じ。昨年同様、しっとりした音楽を使っていて、躍動感のある演技は観ることができなかった。ジャンプもあまり安定しておらず、着地はかなりハラハラさせられた。

フィギュアスケート鑑賞はこれが三回目となるのだが、今回はあまり見応えがなかったような気がする。そして、サーシャの演技は、観ていてちょっと心配になってしまった。2010年のバンクーバーオリンピックまではあと2年しかないが、果たして代表枠に入り、しかもメダルを獲得できるのだろうか?トリノで見せてくれたような、躍動感あふれる演技で、ぜひ金メダルをとって欲しいのだが・・・。
悲しいニュースが飛び込んできた。

「ブロードウェイで上演中のRentが、6月1日をもって終了する」

というもの。
6月2日以降は、ニューヨークに行ってもブロードウェイでRentを観られないとなると・・・、これは終演前にぜひともニューヨーク遠征をして観ておかなければ!!

・・・なーんて、1年前の自分だったら決意していたかもしれないが、すでにブロードウェイで公演に加え、ノーフォークでのツアー公演を観てしまっているのと、リッチモンドと仙台で映画を観たのに加え、DVDを何度となく観てしまっているので、観尽してしまった感がある。

そして、ちょうどタイミングよく、Rentのシカゴツアー公演が来ることになったので、チケットを買っておいたのだ。2月17日、シカゴダウンタウンのCadillac Palaceにて。席は三階席だが、ステージがよく観える位置。ブロードウェイ公演が終わってしまうとなると、アメリカで観るRentはこれが最後か!?と思いながら、会場へ向かう。

会場は満席。今更気づいたのだが、Rentの観客って、子連れはほぼゼロ。ほとんどが同世代か四十台。アジア人もほとんどいない。限定された客層なのに連日満席になる演目って、それほど多くないのかも。

開演。
さすがに舞台を観るのは三度目とあって、ストーリーはほぼ把握できている。ツアー公演とあって、歌のレベルはブロードウェイよりもちょっと落ちるのかな、と思っていたのだが、本場を凌ぐほどの迫力(というか単に音量がでかいだけ?)。踊りも申し分なし。最も感動したのは、「Seasons of Love」の迫力。ソロの歌手には鳥肌が立った。

あっという間の2時間半、最後はもちろんスタンディングオベーション。
初めて映画を観た時と同じ感動と興奮を味わうことができた。

次回のRentは、どこで観ることになるのだろうか。
今年の流行語が発表されたというニュースを見たが、日本のテレビ、とりわけバラエティ番組を見てない身としては、お笑い系の流行語はさっぱり分からない。さすがに、流行語大賞の「どげんかせんといかん」と「ハニカミ王子」は政治とスポーツネタなので、ニュースを見ていればわかるのだが、それ以外はほとんど分からず。しかも、「KY」を筆頭とした略語ともなると、もうお手上げ。

アメリカでも流行語というのがあるらしく、「Word of the year」として12月に発表される。辞書には載っておらず、2つ以上の単語を合わせたものが多いらしいが、今年の言葉は「Locavore」だそうだ。

意味は、「地元産のモノを食べること / 食べる人」ということで、無駄な輸送費や輸入を避ける、という運送屋泣かせの行為だ。だけど、実際にこの単語を耳にしたことはない。。。


他にもいろいろある中で、
「Cougar」: An older woman who romantically pursues younger men.
まさに自分のことだ・・・!だけど、これって流行している現象なのか?