自分の実力も顧みずに所謂、高難易度死にゲー

「SEKIRO」に手を出し、

まだ序盤だというのに虚無僧風槍使いに

どうしても勝てなかった。

 

…アンタ一体いままで何人の人をその長槍で傷付けてきたのだ。

オレには心なしか傷を受けたおれ自身よりも、むしろアンタの

存在基盤の方に亀裂が広がっているように見えるのだが…と、

オレは一人ごちる。

だが、男は無言のまま立ち尽くしたままだ。

 

…そりゃ、アンタも仲間内でわいわいやっているぶんには

気も紛れるだろうが.一人になると負の感情に苛まれてるんじゃないのか。

自己嫌悪も激しいだろうしな。

 

そう、ひとは最後に真実の自分と偽りの自分の間で苦しむことになるのだ。

とオレが話すと、さすがに男はカチンときたのか

「じゃぁお前はどうなんだ、お前もいままで随分な物言いをしてきたじゃないかっ」

と反論してきた。

 

「オレは別にやられたから応戦したまでさ。勘違いしたヌケ作が

組織にあぐらをかいて舐め腐った態度を取ったから思い知らせてやろうと

思ってな」

 

「でも、深いところでは、これは慈悲だな。悪は悪で本当はその苦しみから

解放されたがってるんだ。(こうして、すぐに善悪を断定するのが気に入らないという、

だが、それはまた、別の話だ。)笑

そいつらにもオレ様と同じように仏性が備わっていることをオレ様は知っているから

少しでもオレ様に近づけるように手伝ってやっているのさ。

コレを「破邪顕正」という。

 

ここらへんが念仏の人とは違うところだな。

善人なおもて…と、分からなくも無いがもう一重深く入り込まないと。

 

法華経の行者は相手にも世間にも誤解され憎まれながら救っていく。

でも、まぁ程度というものもあるだろうから信仰と理性のバランス感覚も

必要だとは思うけれど。

 

だからオレの所属する組織の上の連中も会員の操作や

組織内での自分のポジションの事ばかり気にしてないで

(まぁ、人情としてそういう事はあるだろうけど)

もうちょっと、ちゃんとして貰いたいもんだな。

 

だいたい、「パンク」を通過していない上の世代の連中は信用できないんだよな。

戦国武将の本ばかり読んで。

「学生運動」だってあれは只、自分が取って代わりたかっただけだろ。

権力志向なんだよ、多分。わかんないけど中卒だし。

 

とオレが語り終えると男は我が意を得たりと満足したように地に崩れ落ちたのであった。

 

槍男討ち取ったり。

 

難到靠北《隻狼》虐得我像隻狗,死到你欲罷不能的神作⛩ | 4Gamers