こんな記事を書きましたが↓
よくよく考えてみると、トンによるテレポーテーション(alien teleportation)は、量子力学の量子複製不可能定理を破っている事になるようです。↓
·複製不可能定理は、古典的な誤り訂正技術を量子状態に適用する事を妨げる。たとえば、量子計算の計算途中の状態のバックアップコピーを作成し、それを後に続く誤りの訂正に用いる事はできない。誤り訂正は実践的な量子コンピューティングにおける生命線であり、これは致命的な制約であると、ある時点では考えられた。1995年、ShorとSteaneは独立に、複製不可能性を回避する量子誤り訂正を考案することで、量子コンピューティングの前途を復活させた。
·同様に複製操作は、古典的なテレポーテーション(量子もつれによるテレポーテーションと混同してはならない)は不可能であるとするテレポーテーション禁止定理を破る。言い換えれば、量子状態は信頼できる方法で測定することができない。
·複製不可能定理は量子もつれによる超光速通信を禁止できない。複製はそのようなコミュニケーションが可能である事の十分条件であるが、必要条件ではないからである。(中略)空間的な隔たりを越えたコミュニケーションを許すであろう。
·複製不可能定理は事象の地平線とブラックホール内部にある同じ情報の2つのコピーが同時に存在するという点で、ブラックホールに対するホログラフィック原理を我々が目にする事を妨げる。これは、ブラックホール相補性のような、より前衛的な解釈へと我々を導く。

なので、どうも量子複製不可能定理というのは実は破れているみたいですね。最後のブラック·ホールへの関係から言っても、ブラック·ホール辺りから量子力学的な事柄というのが崩壊してくるのでしょうかね、やはり。